草の根技術協力事業から生まれたビジネスプランの進捗状況を紹介します!
2025.07.15
現在、株式会社農園たや(福井県)では、JICA草の根技術協力事業を活用して「技能実習生の帰国後就農・起業支援を通じた人材還流促進プロジェクト」をインドネシアで実施しています。このプロジェクトでは、インドネシアの農業人材の送出し・受入れ環境の改善や実習生の帰国後のキャリア形成支援に取り組んでいます。
今回、プロジェクトでインドネシアの農業人材の方が作成したビジネスプラン※1の進捗状況を確認するためにフォローアップ調査が行われました。その際に、帰国後の取り組み状況を紹介する動画も制作され、同プロジェクトのYouTubeに公開されました(日本語字幕付き)。
コウロギ飼育の事業について話す参加者
※1 プロジェクト参加者は以下の作成ステップに基づいてビジネスプランを作成します 。
ビジネスプランの10ステップ – サマサマ手帳|農園たや
動画では、日本で得た資金の活用方法やビジネスプランの作成前後での収益の変化、今後のビジネス展開について紹介されています。
コオロギ飼育のビジネスプランの事例では、日本で得た資金を元手に土地を購入し、事業を拡大したことにより来日前と比較して、約3倍の利益向上を実現するなど、プロジェクトで学んだビジネスプランの成果が、収益性の向上という形で着実に表れています。
また、自身の日本での経験から、ビジネスプラン作成時の留意点や来日中の農業研修での心構えといった、これから来日を予定している農業人材に向けたメッセージもご覧いただけます。
帰国後に日本で得た資金や経験を活かして、地域経済の発展に向けて奮闘するインドネシア人材の姿をぜひご覧ください!
現地での活動の様子
プロジェクト参加後に自身の事業の変化について話す参加者
河野さんのお家の前の735番通り(河野さん赴任時当時:2007年頃)
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