【富山県】国際交流フェスティバル in TOYAMA 2025が開催されました！
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
2025.11.18
2025年11月2日（日）、「国際交流フェスティバルin TOYAMA 2025」が富山市のオーバード・ホールで開催され、共催としてJICAブースを出展しました。県内外から多くの来場者が訪れる同フェスティバルは、国際交流や多文化共生の推進を目的として毎年開催されており、今年も多彩な国・地域の団体が出展し、会場は国際色豊かな雰囲気に包まれました。
当日は多くの来場者で賑わいました！
世界と富山をつなぐJICA海外協力隊
JICAブースでは、青年海外協力隊富山県OB会と協力し、富山県出身の協力隊員が各国で取り組んだ活動を紹介するパネルを展示しました。教育、農業、保健医療、スポーツといった分野で現地の課題解決に取り組む隊員たちの姿を紹介する写真やメッセージに、来場者は足を止めて熱心に見入っていました。
また、JICA海外協力隊に関心のある来場者を対象とした個別相談も実施し、協力隊の事業概要や制度、派遣国での活動について紹介しました。協力隊の活動については、ウガンダ、カメルーン、カンボジア、ネパール、エクアドルで活動した富山県OB会の帰国隊員に協力してもらいました。
英語力が必要なのか？という不安の声もありましたが、JICA海外協力隊では派遣前に語学などを学ぶ派遣前訓練があります。そこでクメール語を学びカンボジアに派遣されたOBからは、「現地の言葉で話しかけることで距離感がより縮まった」、「生活の中で現地の人から生きた言語を学び、それが活動にも生かされた」という、協力隊のリアルな経験を伝えていただきました。
また、来場者に楽しみながら世界に関心を持ってもらうため、「国当てクイズ」を企画しました。JICAオリジナルの世界地図を景品として用意し、ルーレットで指定された国を世界地図の中から探してもらいました。ブースの運営にあたっていた元協力隊員の派遣国が出題されると、本人からその国に関する豆知識とともに協力隊の活動についても紹介がありました。子どもから大人まで幅広い世代が挑戦し、「先進国は分かるけれど、開発途上国は難しい！」「この国で協力隊が活動しているのですね！」といった声が寄せられ、国際協力やJICA海外協力隊を身近に感じてもらうきっかけとなりました。
当日はカンボジア、ウガンダ、ブラジル、マラウイ、エクアドル、カメルーンといった国々で活動した協力隊経験者がブースを担当しました
富山市の藤井市長にブースを訪問していただきました！
高校生が語る、インドネシアでの学びと気づき
さらに会場では、今年8月、富山市・かめのり財団・ＪICA北陸が企画した「インドネシア体験学習プログラム」に参加した、富山県内の高校生5名による報告会も行われました。
生徒たちは、富山市がJICA北陸と実施したインドネシア・バドゥン県の国際協力現場や富山市内の企業が設置した環境改善設備の視察
、現地住民との交流を通じた学びを自らの言葉で発表しました。
「お互いの文化を尊重すること」や「持続可能な国際協力のあり方」等について各自感じたことを述べ、会場からは大きな拍手が送られました。
インドネシアでの気づきや学びについて発表を行う、富山国際大学附属高校の5名
歌、踊り、食、五感で感じる国際交流
会場内のステージでは、外国人カラオケ大会や、ベトナム・インドネシア・パラグアイなど各国の伝統舞踊が披露され、民族衣装に身を包んだ出演者たちが歌や踊りで会場を盛り上げました。観客も手拍子を送りながら一緒に楽しむ姿が見られ、国籍を越えた温かな交流の輪が広がりました。さらに飲食ブースでは、パキスタンカレーやベトナムのバインミー、フィリピンのパンなど多国籍の料理が並び、スパイスやハーブの香りが会場を包み、食や文化を通して世界を満喫する一日となりました。
カラオケ大会で菅田将暉の「虹」を披露したソー セー セイさん（ミャンマー出身）。素敵な歌声で見事優勝！
各国のブース紹介の様子。色とりどりの民族衣装が綺麗ですね！
今後もJICA北陸では、自治体や教育機関、地域の国際交流団体と連携しながら、北陸地域における多文化共生推進や国際理解促進に関する取り組みを強化していきたいと思います。
主催：富山市民国際交流協会、公益財団法人とやま国際センター、JICA北陸
後援：富山県、富山市
●関連リンク
富山市民国際交流協会
公益財団法人とやま国際センター
青年海外協力隊富山県OB会
●JICA海外協力隊の概要や個別相談（制度や待遇、応募方法、帰国後の進路など）のお申込みについては以下のリンク先をご覧ください。
JICA海外協力隊 ｜ 日本国内での取り組み - JICA
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