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【石川県】能登で地域の魅力と復興を学ぶプログラムを実施しました!

2026.04.13

北陸センターは、2026年3月6日から8日までの3日間、長期研修員6名を対象に地域理解プログラム「能登地方の特色と復興を通じた地域づくり」を実施しました。
本プログラムは、能登半島地震後の復興の現状と課題を踏まえながら、能登地域が育んできた自然・文化・産業の特徴や、それらを活かした持続可能な地域づくりについて理解を深めることを目的としています。また、本研修で得られた知見を研修員それぞれの母国における地域開発や防災の取り組みに活かすことも期待されます。

春蘭の里

春蘭の里では、農家民宿を拠点に、薪割りやかまどを用いた炊飯など、地域に受け継がれてきた伝統的な生活文化の体験を行いました。研修員にとっては、自国の生活様式との共通点や相違点を実感しながら、地域に根ざした暮らしの知恵に触れる機会となりました。
また、廃校を活用した宿泊・交流施設も視察し、平時の地域資源としての活用に加え、災害時には避難所として機能した実例について理解を深めました。

春蘭の里での炊飯の準備

輪島塗漆器の赤御前で昼食

輪島キリモト

輪島キリモトでは、輪島塗の制作工程を視察し、完成までに長い時間を要する工程や、職人による分業体制について学びました。震災の影響により人手不足が生じている現状や、担い手確保に関する課題について説明を受けました。
一方で、輪島塗に対する海外からの需要が高まっていることも紹介され、伝統産業が持つ新たな可能性について理解を深めました。研修員は、輪島塗の制作工程や分業体制についてだけでなく、海外への輸出などについても興味深く質問していました。

輪島キリモトでの集合写真

Reboot珠洲

Reboot珠洲による復興支援ガイドツアーでは、珠洲市および輪島市の被災地を訪問し、復旧・復興の現状について学びました。
仮設道路の視察では、発災直後における迅速なインフラ確保の重要性について理解を深めました。また、被災した珠洲焼の工房の再建や、外部人材と連携した地域運営の取り組みを見学し、多様な復興のあり方に触れる機会となりました。

隆起海岸エリアの視察

金沢大学能登里山里海未来創造センター輪島サテライト

最終日には、講義およびワークショップを実施するとともに、被災地の現地視察を行いました。発災当時の状況や現在に至る復興の進捗について説明を受け、被災地が直面する課題や現場の実情に対する理解を深めました。
ワークショップには大学生も参加し、「能登の復興にどのように関わることができるか」をテーマに意見交換を行いました。研修員と日本人学生がそれぞれの視点から意見を共有することで、多角的な理解が促進され、SNSを活用した能登の現状を伝えることの意義や集客のための広報など、復興に向けた具体的な示唆が得られました。

輪島朝市跡地の視察

原田氏(モニター前)による講義・ワークショップ

現地での学びを各国へ

本プログラムを通じて、研修員は能登地域の復興の現状と課題に加え、地域資源を活用した持続可能な地域づくりの実践について理解を深めました。
特に、地域住民や関係者との対話を通じて得られた経験は、現地に足を運んだからこそ得られる貴重な学びとなりました。
本研修で得られた知見が、各国における防災および地域開発の取り組みに活かされるとともに、能登の「創造的復興」に向けた取り組みが国内外へ広く発信されていくことが期待されます。

珠洲焼伏見窯で集合写真

<参考>
【地域理解プログラムについてはこちら】

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