第一回JICA海外移住懸賞論文 授賞作品発表

2020.06.18

日本国内に急増する外国人とのよりよい共生が課題となるなか、日本人の海外移住の150年以上の歴史に対する理解と関心を高めることを目的として独立行政法人国際協力機構(JICA)は2019年度に「JICA海外移住懸賞論文」を創設しました。
 第一回懸賞論文のテーマは「中南米地域の邦字新聞を活用した日本人移住に関する諸研究」であり、このねらいは中南米で過去に発行された邦字新聞を活用した研究、または邦字新聞そのものを対象にした様々な研究結果を募り優秀な作品を発表することによって、日本人の海外移住の歴史に対する理解と関心を高め、併せて歴史的に貴重な資料である邦字新聞の収集(発見)、保管、活用を促進することでした。
 第一回懸賞論文に応募くださった皆様に心より感謝申し上げますと共に、今後さらに多くの皆様と共に本懸賞論文を発展させていくことへの期待を込めて、6月18日の海外移住の日および6月20日の国際日系デーの時期に合わせて審査結果を発表致します。
 なお、このたびの入賞者の方々には後日、本入賞作品に関する講演等をいただくことを計画しております。詳細は決定次第、JICA横浜ホームページおよび海外移住資料館ホームページにてご案内申し上げます。

【最優秀賞】
副題:ブラジル日系二世エリートの立候補と投票をめぐる心情と論理 
   -戦後の民主化における1947年選挙を事例に-
氏名:長村裕佳子さん
賞金:20万円

【優秀賞】
副題:『らぷらた報知』の創刊と「在亜沖縄県人連合会」の設立
氏名:月野楓子さん
賞金:5万円

【特別賞】
副題:「フジヤマのトビウオ」とブラジル日系コロニアの戦後
氏名:乗松優さん
賞金:3万円

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