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教員のための博物館の日の研修会を開催しました!

2024.08.22

8月19日(月)に「教員のための博物館の日」の研修会を行いました。「教員のための博物館の日」は、幅広い層の先生にまずは来館してもらい 、博物館に親しみをもってもらうこと 、学習資源を知ってもらうことをねらいとした事業で、2008年に国立科学博物館が開始しました。当館では、教員の皆さんへのさらなる普及を目的に、今年度初めて開催しました。

「授業における博物館活用・多様な学びのための研修会」をテーマとし、計11名の教員、教育関係者にご参加いただきました。半日のプログラムでは、JICAの事業説明、海外移住資料館ガイドツアー、学習活動の手引きの作成に関わられた中澤純一先生(東京未来大学)によるワークショップを実施しました。

ワークショップ前半では、当館の学習教材である移民をテーマにした紙芝居やカルタを体験しました。ただ、楽しむだけではなく、紙芝居やカルタを通して、海を渡った人々の想いや当時の状況を話し合いました。
後半は、日本社会で活躍する日系ブラジル人をテーマにした模擬授業を体験しました。浜松市でご活躍された増子利栄さんのインタビューを視聴後、「来日した理由」、「日本社会の変化」、「二つの国への恩返し」の視点から、ライフストーリーを紙パワーポイントにまとめ、発表しました。

参加者からは、「授業で移民を扱うことはほとんどないが、異なる文化に足を踏み入れる側の歴史やそこにある思い、その中で自国の文化を大切にしたり、その土地の文化を受け入れる気持ちなどは、自己のアイデンティティや共生など、多種多様な範囲に応用の効く内容であった。今回学んだ内容のエッセンスを様々な授業に活用できればと考える。」などの声をいただきました。

今後もより多くの方に当館をご活用いただけるよう、様々な研修、イベントを実施していきます。

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資料館見学

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移民カルタ体験

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模擬授業体験

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紙パワーポイントによる発表

※今回のワークショップで使用した紙芝居やカルタは、貸し出しが可能です。
資料貸し出しのご案内 - 海外移住資料館 (jica.go.jp)

また、日本社会で活躍する日系ブラジル人をテーマとした活動案(活動10)は、以下よりご覧いただけます。
学習活動の手引き - 海外移住資料館 (jica.go.jp)

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