関西から世界を変える ジャカルタの『水をすくうヒーロー』
2021.02.10
Jトップ株式会社は、活性炭を用いた水・ガス浄化処理設備の設計、製造、販売をおこなっている大阪の中小企業です。
2014年から2016年まで、インドネシア共和国の西ジャワ州において、JICAの案件化調査および普及・実証事業を実施しました。案件化調査開始当時、西ジャワ州においては、州を縦断するチタルム川流域の環境汚染が深刻化していました。案件化調査および普及・実証事業の結果、Jトップ社の自動再生式活性炭処理技術は、チタルム川の水質改善に役立つと同時に、現地企業でも導入可能な低コスト再生水製造・排水処理装置であることが明らかになりました。
宮﨑宗獅郎くんは大阪府にある羽曳野市立高鷲小学校の二年生。もともと環境への関心が高かった宗獅郎くんは、セディア財団が募集した「全国小学生・わたしたちのくらしと水・かべ新聞コンテスト2020」に応募することを考えました。題材として、水質汚染が深刻化しているインドネシアのチタルム川を取り上げるべく、お父さんと一緒にインターネット等で調べていく中で、現地の「じゃかるた新聞」および日本経済新聞でJトップ社の現地での取り組みを目にしたそうです。さっそく、宗獅郎くんはお父さんにお願いして、Jトップ社にメールで取材申し込みを行いました。Jトップ社は快諾のうえ宗獅郎くんの質問に回答してくれました。
出来上がったかべ新聞をセディア財団に送りました。全国から180校、7,525作品の応募があったそうです。何と宗獅郎くんの作品は最優秀作品賞に選ばれたのです!
かべ新聞の中で、Jトップ社を「ジャカルタの水をすくうヒーロー」として取り上げました。
受賞を喜ぶ宮﨑宗獅郎くん(右)と
高鷲小学校の平元校長(左)
さっそく宗獅郎くんは、御礼の手紙をJトップ社に送りました。Jトップ社の松尾さんからSDGsについて助言があり、すぐに図書館で調べた様です。そして環境を守りたい、との力強いメッセージをJトップ社に伝えました。
これからも、宗獅郎くんとJトップ社のこころ温まる交流が続いて欲しいですね。
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