関西オリパラホストタウン応援企画第4弾:JICA関西発リモートツアー西アフリカ(ガンビア・セネガル×大阪府守口市編)を実施しました。
2021.08.06
JICA関西では、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、ホストタウンの相手国と国際協力について知って頂くためのオンラインイベントを関西の各ホストタウンと共催で実施しています。
今回のリモートツアーは守口市役所の会場に来られた方を含め、全員で51名の方に参加していただきました。今回は西アフリカをテーマに守口市のホストタウン国であるガンビアを中心に、隣国のセネガルもご紹介する形で実施いたしました。
まずは冒頭、JICAセネガル事務所と生中継でつなぎ、元セネガル協力隊員でもある企画調査員(ボランティア)の角雄介さんがセネガル国旗柄の洋服でご登場!イベント当日が「タバスキ」というセネガル最大のお祭りで各家庭で羊を食べること、さらに郊外の映像ではバオバブの木も登場するなど、セネガルの様子を臨場感たっぷりにお話していただきました。
次に大阪府守口市市民生活部の佐藤貴志次長より、ガンビアのホストタウンになった経緯についてお話を伺ったり、多くの守口市民が出演しているガンビア選手応援動画をご紹介いただきました。オリパラ終了後も引き続き交流を続けていかれるとのことです。
ガンビアの選手に向けた応援動画
その後はJICA海外協力隊としてセネガルに派遣されていた魚住彰吾さんに、セネガルとはどのような国か、クイズを交えながら終始楽しくお話を聞かせていただきました。セネガルも日本と同じお米が主食であったり、おもてなしの文化があることなど、親近感のわくお話ばかりでした。
趣味も特技もレスリングだという魚住さんが、現地の子どもたちや指導者にレスリングを伝え、それが今も彼らに引き継がれていること、そして「考えるより、まず動くこと」というメッセージを聞いて協力隊へ行ってみたくなったというお話もありました!
最後にガンビアのジャロウ名誉総領事に参加者からの質問にたくさん答えていただきました。魚住さんとジャロウさん、お二人が共通言語であるウォロフ語で言葉を交わし合い、国が違えど言葉が通じ合う様子に一同驚きました!
質疑応答の中で、ジャロウさんからはガンビアの料理にはオクラが使われたものがあることや、ガンビアとセネガルの共通点についてもお話していただきました。さらに、相手の文化を尊重することが大切であるという言葉の通り、流暢な日本語で話されたり、日本食や日本文化にも積極的に関わっていらっしゃることが大変よく伝わってきました。また、ガンビアの学校や子どもたちの話になった際は、ガンビアの貧富の差が課題であることに触れ、ガンビアの国の発展のためには教育が大切であることを力強く語っていただきました。
イベント後のオンライン交流会では、守口市の佐藤次長がガンビア選手のユニフォームを着て登場されたり、ガンビアのワニは優しいというジャロウさんのお話に皆が驚き、最後まで大いに盛り上がりました。
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