「サマルカンド市姉妹都市提携記念 奈良市・JICA関西共催企画 オンラインツアー 麗しのウズベキスタンへ」、会場とオンラインで大盛況でした!

2023.03.24

2022年10月に奈良市とウズベキスタンのサマルカンド市が姉妹都市提携を結んだことを記念して、3月17日、JICA関西と奈良市が共催でオンラインツアーを実施しました。会場とオンライン共に定員を上回る申し込みがあり、当日はオンラインと合わせて192名の方にご参加いただきました。

シルクロードの要衝地として栄えたオアシス都市・サマルカンド市内と首都タシケント市内の計3か所から繋ぎ、JICA海外協力隊の活動紹介、伝統工芸や歴史、大学、市場の紹介など、盛りだくさんの1時間でした。

イベント内容

冒頭に仲川 げん 奈良市長、ファスリディン ウマロフ サマルカンド市長、ムクシンクジャ アブドゥラフモノフ 駐日ウズベキスタン共和国特命全権大使からご挨拶いただきました。
仲川市長からは「ウズベキスタンは歴史と文化の魅力が溢れ、経済成長の著しい国。これから姉妹都市交流が本格化していく。知れば知るほど奥深い魅力があるウズベキスタンとこれから将来にわたって友好の歴史を深めていきたい。」とのお言葉をいただき、ウマロフ市長からはメッセージ動画で、サマルカンド市と奈良市の姉妹都市提携やサマルカンド市の魅力についてのご紹介、最後にアブドゥラフモノフ大使からは、「私たちがシルクロードの始まりと考えるのは奈良である。昨年10月にシルクロードの要衝地、オアシス都市であるサマルカンド市と日本の古都である奈良市が姉妹都市提携した。日本語には『百聞は一見に如かず』という言葉がある。人生でもっとも忘れられない体験をウズベキスタンで体験してもらいたい。」というメッセージが伝えられました。

【中継その1】JICA海外協力隊員(職種:観光)によるサマルカンドでの活動紹介
伊藤 卓巳 隊員はサマルカンドの観光業を発展させる活動に取り組んでいます。
活動先は2つあり、一つはサマルカンド市内の国立大学で観光学の講義を担当し、日本の大学からのスタディツアーを受け入れています。
もう一つは観光案内所で、観光学・語学を学ぶ学生の実習先という位置づけでもあり、ガイドブック「地球の歩き方」にも掲載されているので、日本人観光客も多く訪れる場所です。伊藤隊員は、この観光案内所を旅行者と地元住民の憩いの場、交流の場にしたいと考えており、実際に学生スタッフによる街歩きや文化体験ツアーなども先代隊員から引き継ぎ、旅行者が観光地以外の場所を巡ることで文化理解をより深めたいとのこと。また学生スタッフにとっても自国の文化について再確認したり、伝統文化に触れる機会が増え、双方にとって有意義な機会となっているようです。旅行者の来訪を心待ちにしている学生たちが待つサマルカンドの観光案内所に行ってみたくなりますね。

伊藤 卓巳 隊員からの活動紹介

【中継その2】奈良市観光大使によるタシケント市内案内
次に奈良市観光大使のウミッド・トゥルグノフさんに首都であるタシケント市の地下鉄とナボイ劇場をご案内いただきました。
ナボイ劇場には日本人のエピソードがあります。第二次世界大戦後にソ連(当時)によって極東から強制移送された数百名の日本人がナボイ劇場の建築に携わりました。その後、1966年に大地震が発生した際、街はほぼ全壊したのに対し、ナボイ劇場だけは倒壊せず、人々の避難所として活用されました。日本人の貢献を称える記念プレートが劇場の壁に掲げられています。

首都タシケント市にある「ナボイ劇場」

【中継その3】シルクロード国際観光文化遺産大学による校内案内
次はサマルカンド市の大学をご紹介。日本語クラブの大学生に日本語で大学構内の教室や食堂、さらにウズベキスタンの伝統工芸品「スザニ」などをご紹介いただきました。休憩時間にチェスをしてくつろぐ生徒やお昼寝する生徒がいるなど、ウズベキスタンの学生生活を自然体で紹介していただき、とても親近感がわくキャンパスツアーでした。
その後、同大学に在籍される宗野 ふもと 助教と鶴谷 千春 助教から大学について紹介がありました。学生は観光学や文化遺産学、考古学について学んでいるそうです。留学生も数多く在籍しており、外国から来た教員も多く、国際色豊かな学校であることが伝えられました。
校内案内をされた日本語クラブの学生たちからは、茶道やアニメの上映会など、様々な日本文化に触れているというお話を伺いました。和歌山大学とも交換留学しているそうですので、今度は対面でお会いできる機会があるかもしれませんね。

シルクロード国際観光文化遺産大学の皆さんによる校内案内

【中継その4】JICA海外協力隊員によるサマルカンド市内案内
再び伊藤隊員が登場し、サマルカンド市内2か所のご案内。まずはサマルカンド市の代名詞「青の都」を象徴する「レギスタン広場」です。ここはかつて神学校として学びの場所であり、当時は学生寮にもなっていましたが、今は土産物屋が並んでいます。レギスタン広場最大の見どころ、ティラカリメドレセの黄金の礼拝所もご案内いただきました。
次に、サマルカンド旧市街最大の市場でシルクロード交易の場の面影が残る「シヨブバザール」へ。現地ならではの食べ物、小麦の芽で作るスマラク、主食の平べったいパンであるサマルカンド・ノンなど、様々な食べ物が紹介されました。

サマルカンド市にある元神学校「レギスタン広場」。

ノンと呼ばれる代表的なウズベキスタンのパン。

終わりに木村 出 JICA関西所長より閉会挨拶があり、「2つの意義がある。1つ目は歴史がつなぐことの意義。元祖と言える国際都市である奈良市とシルクロードの要衝地であるサマルカンド市が結びついたこと。2つ目は人と人がつなぐことの意義。これまでに350名の協力隊員がウズベキスタンに派遣されている。JICA海外協力隊やウズベキスタンから日本に来られる留学生が未来の大使となり、両国の関係を深めていける。お互いに関心を持ち、対話をすることを再活性化させ、より良い世界にしていきたい。その一方で、画面越しでは温度、湿度、匂いが伝わらない。今日のイベントをきっかけにウズベキスタンへ行ってみよう、と一人でも多くの方々の交流が深まることを祈念している。」というメッセージでイベントが締めくくられました。

参加者の声

  • JICAの活動で、「観光」のイメージがなかったので、どういった活動をしているか知ることができました。ウズベキスタンも興味が湧いたので行ってみたいなと思いました!
  • 大使のご挨拶、書記官の方のご説明もとてもわかりやすかったですし、タシケントやサマルカンドからのオンライン中継は、ライブ感が満載で皆さんの実直さが垣間見えて、大変楽しかったです(皆さんが半袖シャツでレポートされていたのがその典型例でした)。最後にもう少し現場との双方向の質疑応答時間が取れたらさらによかったです。ぜひ2回目開催をお願いします。
  • 外資系ホテル等も進出していると伺いウズベキスタンのイメージが更新されました。ビザも不要とのことですので、渡航を検討してみようと思います。
  • 現地のリポートのおかげで行ってみたくなりました。日本からは遠いですがとても親しみがもてました。
  • ウズベキスタンの魅力を多角的に知ることが出来ました。建築物やデザインがとても綺麗なことや、日本のことを好きな人がたくさんいてくださっていることが印象的でした。ぜひ実際に訪れてみたいです。
  • 1時間があっという間でした。たくさんの方と中継が繋がっていたので、時間があれば、もっと現地の様子が知りたかったです。
  • 大学訪問、なかなかできる機会はないので、よかった。市場訪問、有名だという「ナン」を食べている様子を見たかった。かたいのか?柔らかいのか?知りたかった。

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