JICA関西秋祭り2023を開催しました。

2023.11.20

独立行政法人国際協力機構関西センター(JICA 関西)は、2023年10月28 日(土)「JICA 関西秋祭り」を開催しました。コロナ禍を経て4年ぶりの開催となったJICA関西でのお祭りは、晴天にも恵まれ、来場者は800名を超え、ステージイベント、ブース出展、日本文化体験などを通じて様々な交流が生まれました。海外から来られた方も大勢参加され、テーマとしていた「海外とつながる・人とつながる」輪があちこちで見られたり、色々な言葉が行き交ったり、「楽しかった~!」という声がたくさんの来場者の方から聞かれました。
また、今回の秋祭りは、JICA関西に隣接する人と防災未来センターを中心に実施されたALL HAT2023(HAT神戸地域の防災訓練イベント)とも同日開催となり、多くの人々が行き交うお祭りになりました。

イベントステージ

ステージでは、世界 20 か国の民族衣装が楽しめるファッションショーや 蜜蝋ラップワークショップ、珈琲から考えるSDGs 、アフリカのマラウイとタンザニアをオンラインでつないだ運動会を実施しました。
ファッションショーには、日本の大学院に留学中のJICA留学生や日本の技術や制度を学びに様々な国から来日している行政官が出演。司会を務めた京都大学に留学中のマレーシアのヌライニさんは、「日本の人に世界の多様な文化を知ってもらう機会となって嬉しい」と話していました。
蜜蝋ラップのワークショップでは、初めて蜜蝋ラップの存在を知った方もいましたが、用意したカラフルな布で蜜蝋ラップ製作に取組み、また、講師の話を通じてプラスチックごみを出さないエコな蜜蝋ラップの魅力を伝えることがきました。

ブース出展

講堂では、関西で国際協力にかかわっている18団体がブースを出展し、海外での活動紹介、民芸品等の販売のほかに、クイズ、的当て、うちわ作りなどといったお祭りの雰囲気が楽しめる盛りだくさんの催しでにぎわいました。大人、子ども、そして様々な国の人たちがブースを自由に行き来し、出展者の説明に熱心に耳を傾け、各ブースで楽しみながら、海外とつながる空間となっていました。

日本文化体験(茶道・華道・書道)

JICA関西では、地域の皆様の協力により、「ふれあいボランティア」として、開発途上国から来日している研修員を対象に日頃より茶道、書道、華道、着付けといった日本文化体験を行っています。JICA関西秋祭りでも、海外の方に日本の文化を知ってもらおうと、ふれあいボランティアの皆さんが大活躍。楽しんでもらってよかった、国際貢献できてよかった、といった感想がありました。
また、日本文化を体験した海外からの参加者も大満足。書道の体験が「はじめて」と語るバングラデシュのメラジュルさんは、「希望」という漢字とともに自分の名前を筆で書いて喜んでいました。

さらに、はじめて華道を体験したフィリピンのリベラさんは「フィーリング」で作ったとのことでしたが、とても素敵な作品に仕上げていました。

クイズ・スタンプラリー、私の未来宣言

クイズラリー、スタンプラリーにも100人を超える方が参加し、JICA関西を舞台に謎解きが繰り広げられました。海外から勉強に来ている研修員とペアを作って回った日本人の参加者からは「謎解きは難しかったけど、海外の方とコミュニケーションがとれて楽しかった」という声が聞かれました。

図書資料室では、万博に向けた取組として、「住みたい未来の世界」、そして「そのために私ができること」について「私の未来宣言」を書いていただきました。英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、そして日本語で「だれもが笑顔で暮らせる世界」だったり、「戦争がない平和な世界」といった未来の世界を描いた木が完成しました。

JICA関西一同、引き続き市民の皆様とつながるイベントを企画できればと考えております。
また、お会いしましょう!

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