HAT神戸連携防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2024」を実施しました!
2024.02.01
2024.02.01
JICA関西と国際防災研修センター(DRLC)は、1月28日(日)に、今回で15回目となるHAT神戸連携防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2024」を、JICA関西と人と防災未来センターの2会場で開催しました。
このイベントの主な目的は、来場者が楽しみながら防災を学ぶことと、イベントを通じて震災の記憶と教訓を次世代に伝えることです。3年ぶりの対面開催となった昨年に引き続き、多くの家族連れや学生グループなど約750人が来場し、様々なプログラムを通じて「防災」についてリアルに体感する機会となりました。
「救急救助研修」研修員の写真を使った顔出しパネル
兵庫県内を中心とした防災教育、防災啓発に取り組む学校・教育団体をはじめ、企業、行政、地域団体などが24ブースを出展しました。来場者はスタンプシートを片手に、趣向を凝らしたそれぞれのブースに参加していました。イベントには多くの小さなお子さんも参加され、防災つりぼりや消火器の使い方、「プチプチ」の活用方法等、災害に役立つ知識を楽しく学んでいました。
今回は高校生の出展ブースも多く、若い世代が防災に関する情報を積極的に発信する様子が印象的でした。JICA研修員らも高校生たちの工夫を凝らしたブースを訪問し、生徒の皆さんから英語と身振り手振りも交えて、展示等の説明をしてもらいました。
来場者がイベントを通じて楽しく学んだ知識を持ち帰っていただき、普段から防災を身近に感じて家族や友人と話題にしたり、それぞれが工夫して日常的に防災対策を講じる契機となったことを願っています。
水消火器にチャレンジ
舞子高校のブースで防災紙芝居の説明を受ける研修員
舞子高校のブースでみどりの堤防について説明を受ける研修員
今年度はJICA/DRLCも防災を通じた国際交流のブースを出展しました。現在、JICAが実施する2つの防災分野研修で来日している17か国 19人の研修員が出展者としてブースに参加しました。来場者は、普段関わる機会の少ない研修員とさいころクイズを通して英語で交流を深めました。はじめは英語で会話することに緊張していた来場者も、ゲームを通して徐々に緊張もほぐれ、防災に加えて研修員の国についても学んでいました。
研修員は他のブースも時間をかけて視察し、様々な防災の学びや普及方法についてリアルに体感していました。来場された家族や学生がこのようなイベントを通じて防災の知識を身につけ、日ごろから防災に備えることの大切さを重んじているという日本の事例を持ち帰り、ぜひ自国での防災教育や施策立案の参考としてくれることに期待しています。また来場者や出展者にとって、研修員との交流が開発途上国に興味を持つきっかけになればうれしく思います。
JICAブースで高校生と交流するJICA研修員
ふろしきの包み方講座ブースで西脇高校の皆さんと記念撮影
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