【高石市×マダガスカル マダガスカルフェア2024】派遣中隊員から高石市の中学生にあついメッセージが届けられました。
2024.11.15
2024.11.15
2024年10月18日(金)大阪府高石市「アプラたかいし」にて、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会副会長ウスビ・サコ氏による「次世代を生きる力」をテーマにした講演会が行われました。講演と合わせて、JICA海外協力隊としてマダガスカルに派遣中の高石市出身の福井妙恵隊員(職種:コミュニティ開発)からのビデオメッセージを上映しました。高石市とマダガスカルは、万博国際交流プログラム(注1)に登録されており、福井隊員が両地域の橋渡しとして活躍しました。
JICA海外協力隊として派遣される隊員は、出発時に自治体へ表敬訪問を行います。福井隊員が2023年3月に自身の出身地である高石市へ出発前のご挨拶をしたこともきっかけの1つとなり、「高石市×マダガスカル マダガスカルフェア2024」が実現しました。ウスビ・サコ氏の講演会は、このマダガスカルフェアの一環として開催されたものです。
講演会には高石市内の中学生277名や市民の方々が参加し、高石市と同じく海によって栄えた歴史という共通点を持つマダガスカルの魅力を知る機会となりました。プログラムは、マダガスカルの国旗を知るワークショップから始まり、福井隊員から高石市の中学生に向けてのビデオメッセージ、JICA海外協力隊の紹介の後、ウスビ・サコ氏のご講演や、畑中高石市長、ウスビ・サコ氏、トゥトゥザフィ・ハリス・ヴェロニク在日マダガスカル臨時代理大使の3名による対談が実施されました。
「アフリカ?」「マダガスカル?」「海外協力隊?」とぴんと来ていなかった中学生たちも、福井隊員のビデオメッセージが流れると、マダガスカルの大地や活動の様子に目を輝かせ、「どこにきっかけがあるかわからない。私がマダガスカルにいるのも、何者になれるかわからなかったけれど、とりあえず行動しようと思えたから。少しだけ「あほ」になって、一歩を踏み出し続けてみてください。」というメッセージに心動かされていました。
ウスビ・サコ氏の講演では、アフリカやマダガスカルについて、ご出身のマリ共和国との比較を交えて中学生にもわかりやすく楽しくお話しされ、その中でJICAの取り組みや、「地域に溶け込む」海外協力隊員の活動ぶりについてもご紹介いただきました。
また、畑中市長からの、学生時代に発生したアメリカ同時多発テロ(9.11)をきっかけに「世界を知らなければ」とカンボジア等を訪ねた経験談も中学生たちは驚いた様子で聞いていました。
高石市の未来ある中学生のみなさんにとって、福井隊員からのメッセージや今回のイベントが、世界を知り、世界に向けて一歩を踏み出すきっかけとなることを期待しています!
福井隊員のビデオメッセージ
(左より)畑中市長、ウスビ・サコ氏、トゥトゥザフィ・ハリス・ヴェロニク在日マダガスカル臨時代理大使との対談
(注1)
大阪・関西万博を契機に、全国各地で地域住民と万博参加国・地域の関係者が継続的に国際交流を行う枠組みで、交流を行う自治体は、国の審査を経て登録・公表されています。
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