イベント報告:尼崎信用金庫様と寄附金目録受納 及び 感謝状贈呈式を執り行いました
2025.02.27
2025年2月18日(火)、JICA関西センターと「業務提携・協力に関する覚書」を締結している尼崎信用金庫は、同金庫の「外貨定期預金」の運用益の一部からJICAの「多文化共生・外国人材受入寄附金」へ100万円を寄附することを決定し、JICA関西センターにて、報道陣を招き、寄附金目録受納及び感謝状贈呈式を行いました。
同金庫は2024年4月から2025年3月まで実施している外貨定期預金キャンペーンにおいて、運用益の一部を寄附すること、寄附先をJICAの「多文化共生・外国人材受入寄附金」に限定することとしており、この度、運用益より100万円をご寄附いただくことが決まりました。本件は、金融機関からJICAの「多文化共生・外国人材受入寄附金」にご寄附いただく全国で初めての事例となります。
寄附金目録受納及び感謝状贈呈の様子
式の冒頭、JICA関西センター・木村出所長から尼崎信用金庫による今回の寄附について謝辞を述べるとともに、同金庫が環境改善に貢献する優れた技術や製品等を表彰する制度「あましんグリーンプレミアム」を国連でのSDGs採択(2015年)よりも前から創設されている点や、「あましんSDGs宣言」を表明されていることに言及し、SDGs達成に貢献することに努めているJICAとのパートナーシップに価値を見出して頂いたことに対しても感謝を述べました。
JICA関西センター 木村所長
続いて尼崎信用金庫・作田誠司理事長は、今般の「外貨定期預金キャンペーン」が2016年8月にJICAが信用金庫として初めて同金庫と締結した「業務提携・協力に関する覚書」などを背景に実施されたことを説明し、同キャンペーンを通して、顧客のSDGsや国際協力への関心を後押しし、開発途上国・新興国でのビジネスチャンスにも目を向けてもらうことで地元・尼崎の活性化の一助となることへの期待を述べました。
尼崎信用金庫 作田理事長
報道関係者からの寄附金の具体的な使途に関する質問に対し、木村所長より、関西圏の多くの自治体や企業などから外国人材と持続的な社会を構築するための協力が求められていること、JICAとして外国籍の従業員を多数雇用する企業と協力し、防災士からの知見を得ながら外国人防災リーダーを育成する取り組みの実績があることに触れた上で、透明性のある外国人材の送出し制度の確立なども含めて、多文化共生社会の構築、地域活性化につながる用途に活用していく考えであることを説明しました。
関係者の様子
作田理事長からは、開発途上国には顧客の中小企業にとってもビジネスチャンスがあり、また外国人材受入についても顧客の関心が高いことから、これらの分野での取り組みを展開するJICAには地域全体の活性化に繋がる活動に活用してもらえることを期待する旨、述べられました。
JICA関西センターは、尼崎信用金庫様からのご期待に応えられるよう、関西地域のみなさまと共に、多文化共生、外国人材との持続的な社会の構築に向けた取り組みを継続してまいります。
関連リンク
●尼崎信用金庫「外貨定期預金」(キャンペーン)の寄附先として選ばれました https://www.jica.go.jp/domestic/kansai/information/topics/2024/240402_mn01.html
●尼崎信用金庫
https://www.amashin.co.jp/index.html
●JICAの「多文化共生・外国人材受入寄附金」について https://www.jica.go.jp/activities/schemes/partner/private/kifu/tabunkakyosei.html
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