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JICA海外協力隊2025年度2次隊 自治体への派遣前表敬及び帰国隊員による表敬を実施しました

2025.12.18

12月から2月にかけて派遣される JICA海外協力隊2025年度2次隊27名が、11月25日(火)~12月10日(水)に関西2府4県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)と21市町(注1)に、派遣前表敬を行いました。また、現地での活動を終えて2025年7月以降に帰国した隊員のうち21名が、2府3県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)のほか6市(注2)に帰国後表敬を行いました。

JICA海外協力隊として派遣される隊員は 、出発時に住所のある都道府県と市町村の自治体(注3)へ表敬訪問を行います。表敬訪問は出発前の隊員にとって、派遣に向けた意気込みを伝えることで、地域を代表して派遣されることへの認識と自覚を深める、大切な機会となっています。今年2025年はJICA海外協力隊派遣開始から60周年を迎えました。この節目の年に派遣される隊員一人一人に対し、各自治体の首長をはじめとする皆様が関心を寄せ、温かく送り出してくださいました。

パラオに派遣予定の高齢者介護隊員は「自分が培ってきた知識・技術・経験などを、開発途上国の人や社会の役に立てることができるという事を大変嬉しく感じている。現地では日本でも推進されている地域包括ケアシステムのような在宅ケアの整備を進めたい。」と語りました。同隊員は、34年前にヨルダンに視聴覚教育の隊員として派遣されていました。ヨルダンから帰国後に一念発起、日本の高齢者介護施設で働いた後「いつか2度目の挑戦を」という長年の夢を叶えました。ルワンダの体育隊員は「『もっと誰かの役に立ちたい』という思いが参加することに繋がった。派遣先ではサッカークラブの指導やプロを目指す子供たちを育成したい。」と語り、それぞれの専門性や経験を生かした抱負を述べました。
27名の隊員が、表敬で皆様から頂いた応援を胸に、現地へ渡航します。

また、2年間の活動を終えて帰国した隊員も活動報告を行いました。エジプトから帰国した柔道隊員は、「ボランティアとは『相手に何かを与えること』ではなく、『共に学び、成長すること』だと感じた。そして柔道を通して『他者を尊重すること』や『異なる価値観を受け入れること』の大切さを身をもって体験できた。」と語り、経験を通じて得た学びや成長が感じられる報告となりました。


今回も多数のメディアから表敬の様子を取材頂き、地域の皆様へJICA海外協力隊を紹介する機会にもなりました。表敬を受け入れて下さった自治体の皆様に心から感謝するとともに、2025年度2次隊の皆さんの派遣国でのご活躍、帰国隊員の皆さんの今後のご活躍を心から期待しています。

(注1)
・滋賀県: 大津市、甲賀市
・京都府: 京都市、宇治市、長岡京市、京丹後市
・大阪府:大阪市、堺市、豊中市、池田市、吹田市、八尾市、東大阪市、阪南市
・兵庫県:神戸市、芦屋市、伊丹市、太子町
・奈良県:奈良市、桜井市
・和歌山県:海南市
(注2)
・滋賀県:大津市
・京都府:京都市
・大阪府:堺市、吹田市
・兵庫県:神戸市
・奈良県:天理市
(注3)
勤務先の住所地、出身地などの場合もあります。

11月25日(火)滋賀県表敬訪問

11月26日(水)大阪府表敬訪問

11月28日(金)兵庫県表敬訪問

12月1日(月)奈良県表敬訪問

12月2日(火)京都府表敬訪問

12月5日(金)和歌山県表敬訪問

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