【震災30年を過ぎて、今】各国の防災担当者向けに防災研修を実施|JICA関西/国際防災研修センター(DRLC)による研修
2026.01.15
独立行政法人国際協力機構(JICA)と兵庫県が設立した国際防災研修センター(DRLC)では、JICA関西を拠点に、開発途上国における防災分野の国づくり・人づくりを目的とした研修を数多く実施しており、2026年1月にも以下の研修を実施予定です。
これらの研修は日本の災害事例や知見などから、各国の防災担当者に向けて自然災害の理解を深め、自国での防災計画策定や人材育成に活かすことを目的としています。
中央アジア・コーカサス地域(ロシア語)と中南米地域(スペイン語)の中央・地方政府の防災担当者を対象に、それぞれの言語で実施される研修コースです。
日本の経験や事例を踏まえ、防災に関する基本的な知見を共有するとともに、地方防災計画の策定演習を通じて、参加者が自国の災害リスクの適切な評価に基づく防災計画策定手法の理解を深め、終了後に自国において地方防災計画の策定を促進することを目的としています。
日本のコミュニティレベルでの防災活動の事例から、中央政府・地方政府の防災担当者が災害に備える重要性や『自助・共助・公助』の役割を理解し、各国のコミュニティで防災活動を推進する手法を学ぶためのプログラムです。
阪神・淡路大震災の教訓から生まれた自主防災組織「防災福祉コミュニティ(防コミ)」の活動現場や、市民の防災意識の向上と組織的な災害対応力の強化に取り組む行政機関や防災に取り組む地域の団体等を訪問します。
開発途上国の地方政府・中央政府の「若手」実務者に対し、災害マネジメントサイクル(応急対応、復旧・復興、減災・事前対策)の各フェーズにおける、行政機関・市民社会による有効な手法や取り組みを紹介します。
減災・事前対策を中心とした災害に対する抵抗力・回復力のある社会を構築することができる人材育成を目指した研修です。
以上の研修に参加する研修員は、以下の3件のイベントにも参加します。
1. 地域と世界をつなぐ防災の絆:「防災のつどい」への参加
【日時】1/17(土) 10:00-12:00
【会場】神戸市立湊翔楠中学校(兵庫県神戸市中央区楠町4-2-5)
【参加研修】コミュニティ防災
1月17日(土)に実施される防災訓練に参加し、消火器操作やバケツリレーなどの訓練に加え、将来の防災リーダーである「防災ジュニアチーム」の活動も見学します。訓練後の炊き出し(豚汁)など、日本の地域コミュニティならではの温かい「共助」の文化を、体験を通じて世界各国の防災担当者へ伝えます。
2. 想いを共に歩む:1.17ひょうごメモリアルウォーク2026
【日時】1/17(土) 8:45-9:15
【会場】みなとのもり公園(兵庫県神戸市中央区小野浜町)~HAT神戸・なぎさ公園(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通)
【参加研修】ラテンアメリカ、中央アジア・コーカサス、防災とまちづくり の3件
阪神・淡路大震災から31年を迎える2026年1月17日(土)に、国境や文化を越えて共に歩くことで、追悼の祈りを捧げるとともに、災害に強い社会の実現に向けた連帯を深めます。
この時期に来日する防災分野の研修員は必ず本行事に参加しており、本来は遠い異国の出来事であるはずの震災を心に刻み、復興の道のりを偲びながら神戸の街を歩きます。
被災地・兵庫から世界へ、「忘れない」「伝える」「活かす」「備える」という防災の心を、彼らと共に力強く発信します。
3. 楽しみながら学ぶ日本の防災知恵:イザ!美かえる大キャラバン!
【日時】1/25(日) 13:00-16:00
【会場】JICA関西(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2)
【参加研修】ラテンアメリカ、コミュニティ防災 の2件
兵庫県内を中心に防災教育、防災啓発に取り組む行政機関、市民団体、教育機関、企業等、幅広い団体が一堂に集まり、多様な体験ブースが並ぶ、防災教育の見本市イベントです。
子どもから大人まで楽しめる体験型プログラムやスタンプラリーを通じて、震災の教訓を「楽しく」「分かりやすく」伝える日本の防災教育のノウハウを学びます。各国の実情に合わせた啓発活動のヒントを持ち帰ってもらい、世界の防災意識向上につなげることを目指します。
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