次世代へのウチナーネットワーク継承に向けて! ーJICA×沖縄県・市町村の研修生たちの交流プログラムを実施しました
2024.03.21
JICAは、日系社会のさらなる発展と移住先国の国造りへの貢献のため、中南米の日系社会と日本の連携に主導的な役割を果たす方々を対象とした技術協力の実施など、移住者支援・日系社会連携事業に取り組んでいます。
JICA沖縄センターでは2023年10月及び2024年1月に、初の試みとして、JICA日系社会研修員と県・市町村自治体が実施する移住者子弟研修生がともに学べるプログラム、「JICA日系社会研修見学&ワークショップ体験プログラム」を実施しました!
沖縄県では1899年から海外移住が始まり、ボリビアやブラジルなど、多くの国へ移民を送り出しました。
今でも沖縄と移住地は強い繋がりがあり、沖縄県や多くの市町村が独自で移住者子弟に対する留学・研修制度を設けています。
今回のプログラムでは、JICA沖縄センターで実施する日系社会研修、「沖縄ルーツの再認識を通して学ぶソフトパワー活用と地域活性化」(研修受託団体:NPO法人レキオウィングス)と連携し、同時期に沖縄へ滞在している沖縄県・市町村移住者子弟研修生・留学生に、研修の一部へオブザーバー参加いただきました! 「沖縄歴史の概要」や「沖縄の伝統的な信仰と習俗」といった、沖縄の伝統的な歴史や習慣を学ぶ講義を中心に全4日間のプログラムを企画し、延べ50名の研修生・留学生にご参加いただきました。
講義後にはJICA研修員と参加した沖縄県・市町村研修生・留学生が友好を深める姿も見られました。また各市町村から今回の企画へ参加した担当者からは、「研修生の母国語であるスペイン語で行われるので、英語や日本語に比べより深く学べたと思う」、「県費留学生は、日本語や工房で研修をしている留学生が多く、沖縄の文化や民族のことについて学ぶ機会がないので、このような案内を受けてとても喜んでいて、満足そうだった。また、他の市町村研修生とも交流できる良い機会だと思った」など、嬉しいコメントが寄せられました。
また、2024年1月に行われたワークショップ体験プログラムではJICA研修員2名と西原町の研修生が参加しました。前半でJICA沖縄の取組みや琉球・沖縄の歴史を学び、後半のワークショップでは過去・現在・未来の「私にとってのウチナーネットワーク」について意見交換することで、帰国後に自分自身ができることを考えてもらう場となりました。
今後も中南米日系社会と沖縄の「連携強化」を目指した取り組みを実施していきます!
このような取り組みにご関心のある方は、下記お問い合わせ窓口までお気軽にお問い合わせください。
■関連リンク:
日系社会をサポート!
海外移民と国際交流/沖縄県 (okinawa.lg.jp)
【お問い合わせ先】
JICA沖縄センター研修業務課 比嘉 航也
JICA沖縄センター市民参加協力課 喜久里 瑛
E-mail:oicttp@jica.go.jp
電話: 098-876-6000 FAX:098-876-6014
scroll