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【千葉県】教師海外研修に参加した先生が国際教育の授業実践!

2025.01.30

JICAが実施する「教師海外研修(※)」に参加された市川市立宮田小学校の執行先生からのお便りをご紹介します!

今年度の教師海外研修は、バングラデシュ国内の大規模デモの影響により、派遣自体が中止になってしまいました。
その代替として、JICA東京にて2泊3日の国内研修が実施され、国内にいながらバングラデシュをあらゆる角度で知ることができました。
その中でも、一番印象に残った「児童労働」を題材とし、自分たちと同世代の子供たちが置かれている現状を知り、その背景を考える授業を行いました。
子供たちの振り返りには「すべての問題はつながっている」「日本に生まれてよかった。けれど、大変な思いをしている人がいることを忘れてはいけない」「この問題について自分たちにできることはなんだろう」という感想が多くありました。

この1時間の授業は、他国について考えるきっかけでしかなく、今後世界についてどう触れたり、考えたりしていくかは子供たち次第です。
知らない世界や文化に触れることで自分の世界観を広げたり、自国や他国の良さに興味・関心をもったりできる機会を作れるよう、私自身グローバルな視点を持って、日々の教育活動に取り組んでいきたいです。

執行 稜

※教師海外研修とは?

教員の方々が実際に開発途上国を訪問することにより、途上国が置かれている現状や国際協力の現場、途上国と日本との関係に対する理解を深め、帰国後は学校現場での授業実践等を通じて、児童生徒の教育に役立てていただくことを目的として実施しています。
また、本研修修了後も、教育現場で開発教育・国際理解教育に取り組む中核人材として活躍いただくこともねらいとしています。
現地での学びを授業に生かすため、海外研修の他に訪問前の事前研修・訪問後の事後研修に加え、2月の実践報告会で一般の方々に向けて授業の実践報告にご参加いただき、1年間を通じた深い学びを目指しています。
教師海外研修 | 日本国内での取り組み - JICA

当記事について

こちらの記事は、千葉県国際交流センターが発行する会報誌「国際交流つうしん(2024年11月号)」にも掲載されています。
千葉県国際交流センター | 会報誌「国際交流つうしん」(2024年11月号)

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