2022年度上半期 出前講座速報!~データからみる出前講座の様子~
2022.11.21
JICA東京では協力隊経験者や開発途上国からの研修員を講師として紹介する出前講座を実施しています。2022年度の上半期の出前講座について、ご希望の多い講座内容の傾向や校種、出前講座の反響をご紹介いたします!
2022年度上半期 出前講座要請数 校種別
2022年度上半期は、小中高校をはじめ様々な学校・団体さまから74件の出前講座を要請いただき、延べ110名の講師をご紹介いたしました。
校種別に要請数を見てみると約8割近くを占めるのが小中高校、大学、専門学等の「授業」での出前講座でした。残りの2割では公民館や市町村関連の施設からの一般の市民向けの講座等でご活用でした。
出前講座の要請の際には、以下の5つの項目から希望内容を選択いただいております(複数選択可)。
5つの希望内容別にみる出前講座の要請数
5つの希望内容別に要請数を見てみると……
やはり「海外ボランティア経験談」を中心にお話ししてほしいという講座が多くございました。
次いで多いのが「外国の生活・文化/異文化理解」で、協力隊の2年間の生活の中で講師自身が感じた異文化などを中心に外国の文化・生活について児童・生徒の皆さんにわかりやすくお伝えできるように工夫しています。
中学校や高等学校などでは、「進路・キャリア」のご要望も多く、講師の海外での活動経験なども交えながら、キャリア教育につながるお話をさせていただいております。
また、5つの項目ではございませんが、近年は「SDGs(持続可能な社会のための開発目標)」について扱ってほしいという要請をいただくケースも増えてきてまいりました。出前講座の講師もSDGsについて自身の協力隊活動をどのように関連させながら話すのかに悩みながらも、児童・生徒の皆さんにわかりやすくお伝えできるように様々な工夫を凝らしながら講座を実施しております。ぜひ、学校でのSDGsの実践等にご活用いただければ幸いです。
JICA東京が実施する出前講座では、要請いただく学校、団体さまに講座実施後にアンケートにご協力いただいております。(詳細は関連リンクよりご覧ください)
アンケートに寄せられた声を元に、出前講座の満足度をみてみると……
出前講座 実施後アンケートより講座の満足度
問:期待していた内容は達成できました?
→「十分達成できた」76%、「まぁ達成できた」24%
問:「講座を実施していかがでしたか?」
→「とてもよかった」89%、「よかった」11%
講座実施後の満足度が高いのは事務局としても嬉しいことです!
この要因としては、講座実施前に要請元と講師の間にて十分な事前相談を実施いただいていることに起因していると思っております。これから出前講座の実施を検討中の方には、期待している内容や希望する講座内容がある場合には、講座実施前に講師と「ゴール設定」を行う等、事前の相談・打合せの時間を設けていただけますと嬉しく思います。
アンケートに寄せられた要請元からのフィードバックのお声を一部抜粋してご紹介いたします。
◎小学校:
「子どもたちとの会話や発問を中心とした講座でした。外国の児童には英語で質問するなどの様子があり、大変喜んでいました。子どもたちも活動しながら話を聞いていて集中することが出来ました。」
◎中学校:
「派遣された国の状況を、具体的に体験を交えて講義いただきました。非常にわかりやすく、そして子供たちにたくさんの気づきと発展途上国への興味関心をもつ素晴らしい機会となりました。」
◎高校:
「本学が大事にしている「考える」「意見をだす」「発表する」を盛りこんでくださり、かつ、パートナーシップに必要なスキルや心構えなど、本や映像だけでは伝わらない生の体験を伝えて頂いた。」
ここまで2022年度上半期の出前講座の要請傾向をご紹介してまいりました。JICA東京出前講座事務局では、各学校・団体さまより様々なご希望をいただきその都度可能な限りご希望に沿うことができる講師をお探ししてご紹介を行っております。
「出前講座でこんなことは話してもらえるの?」
「こんな授業の実施を検討していて、講師をご紹介してもらえるかしら・・・?」
など、出前講座の要請にあたってお悩みのこと、ご不明点・疑問点などがございましたら、お気軽にご相談ください。出前講座の要請を検討中でも喜んでご相談うけたまわります。
以下のお問い合わせ先よりメールやお電話にてご相談ください!
◎お問い合わせ先:
JICA東京 出前講座事務局(株式会社メディア総合研究所)
メール:jica-demae@mediasoken.jp
電話番号:050-5364-5530、03-6434-5280
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