\白熱!/ユニバーサルポーツフェスティバル2023
2023.11.27
ユニバーサルスポーツって楽しい!年齢、性別、障害の垣根を超えて全員で楽しみました!
今年で7回目の開催となる「ユニバーサルスポーツフェスティバル」が11月11日(土)にJICA東京で行われました。ユニバーサルスポーツとは年齢や国籍、障害の有無に関わらず、皆が一緒に楽しむことができるスポーツの総称です。
当日は、子ども達、ご高齢の方、外国籍の方、障害をお持ちの方等、様々なバックグラウンドを持った50名以上の方が参加されました。
初対面の人とも力を合わせます!
ユニバーサルスポーツの原則は、各競技を全員が平等に参加できること。競技ルールの工夫に加えて、片方のチームに車椅子の方、難聴の方、目の見えない方がいる場合は、対戦相手のチームも車椅子に乗るプレーヤー、耳栓やアイマスクをするプレーヤーを設け、条件をそろえます。
【鈴の音とチームの声で勝利へ!風船バレー】
風船バレーはその名の通り、風船を使って行うバレーボールです。風船には鈴が入っており、目の見えない方にもボールの位置がわかるようになっています。
風船バレーの醍醐味は、「チームの全員が風船に触れてから返さなければならない」というルールにあります。チームワークと声掛けが勝負のカギを握ります。
最初は参加者同士、慣れない様子もありましたが、後半になるにつれて声掛けをしながらチームでサポートしあうプレーをたくさん見ることができました。
【同じ目線で戦う卓球バレー】
卓球バレーは卓球とバレーボールを掛け合わせたような競技です。特徴は「ボールを浮かせない」こと。音のなるボールを使い、ラケットの代わりに持ちやすい木の板を使うことで、誰でも簡単にボールを当てられる工夫がされています。さらに、プレーヤーは全員が椅子に座り、お尻を浮かせてはいけないというルールです。こうして、体格や力の差、障害の有無に関係なく、全員が同じ目線で楽しむことができます。
【1cmの戦いを制する!ボッチャ】
ボッチャはパラリンピックの正式種目にもなっているユニバーサルスポーツです。ジャックボールという的となる白いボールに向かって各チームがボールを投げ、よりジャックボールに近いチームが勝ちとなります。
「相手ボールに当てて弾こう!」「ここ狙って転がそう!」と作戦を立てながらチームで楽しむ姿が印象的でした。僅差の戦いになると皆でボールの位置を確認していました。最後の最後まで勝敗は分かりません!
卓球バレー。ラケットでハイタッチ!
チームメイトをサポートしながらボールを繋ぐ風船バレー
参加していただいた皆さんからはこのような嬉しい声をいただきました。
「とにかく面白くて感激しました。障害のある方も、高齢の方もみんなでフラットな関係で楽しめるので、もっともっと広まると良いと感じました。」
「スポーツで人と人をつないで楽しみ、それが平和につながることを学びました。」
「Enjoying the games together and sharing in the joy and fun of others, especially those with disabilities, was a fantastic experience.」
(ほかの参加者、特に障害を持つ方々と一緒にゲームを楽しみ、喜びや楽しみを分かち合うことは素晴らしい経験でした。)
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
<関連リンク>
はじめてのユニバーサルスポーツフェスティバル参加〜JICAの大学生インターンがリーダーを務めて学んだこと|Sports for Social (sports-for-social.com)
報告者:澤﨑 千晴(市民参加協力第二課)
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