~時を経ても変わらない想い~中国の呉江浩駐日大使が31年前にJICA事業を通じて出来た上尾市の“家族”と再会

2023.12.06

~ 大使として日本に戻ってきた。あの時の「家族」に会いたい。~

再会の経緯

11月16日に、中国の呉江浩駐日大使が埼玉県上尾市役所を訪問し、31年前にホームステイをした家族に再会しました。呉大使は1992年に当時の国際協力事業団(JICA)が行った「21世紀のための友情計画(青年招へい事業)」の中国向けプログラムに参加され、日本に1か月滞在している際に上尾市の小野さん宅で3日間過ごしました。今回、当時のホストファミリーだった小野さんに是非会いたいという呉大使の希望から再会が実現しました。

左から3番目:中国の呉江浩駐日大使、左から4番目:ホストファミリーの小野さん、右から3番目:上尾市長 

今でも覚えている「おもてなし」

歓談の中で呉大使は当時を振り返りました。不安でドキドキしていた際にホストファミリーである小野さんが笑顔で迎えてくれたこと、お客様を大切にする日本のおもてなしや思いやりを感じたエピソード、滞在時に小野さんから貰った天気予報機能のついた鏡は北京に戻ってからも使っていて、その機能が壊れてしまった現在でも鏡として大事に使用していていることをお話しくださいました。小野さんが「当時から自分よりも日本語が堪能だった」と言うと、笑顔と笑い声でその場が包まれました。この31年前の来日以前にも、公務で日本に来たことがあった呉大使ですが、JICAのプログラムで初めて日本の市民の皆さんと交流をすることができ、深く日本を理解することが出来たとのことです。
そして、最後に呉駐日大使から「民間交流は大変貴重で、今後も日中の交流を促進していきたい」との言葉がありました。

歓談の様子

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