アジア6か国の行政官による「ビジネスチャンス説明会」開催!
2024.01.26
1月18日(木)に開催した「ビジネスチャンス説明会」。当日は、在京大使館の関係者や各国への海外進出に関心のある企業も参加し、盛況のまま終了しました。
「ビジネスチャンス説明会」は、課題別研修「投資促進・ビジネス環境整備B(準高級)」の一環として開催され、研修員6名(バングラデシュ、カザフスタン、ネパール、フィリピン、スリランカ、ウズベキスタン)が登壇し、各国の基本情報から投資に関する最新情報を紹介しました。
本説明会は対面とオンライン配信のハイブリッド型で開催したため、日本国内のみならず海外から参加される方もおり、100名近い方にご参加頂きました。
会場には、バングラデシュ、カザフスタン、フィリピン、スリランカの大使館関係者も駆けつけて下さり、登壇者と共に参加者へ自国の投資チャンスについて熱いメッセージを添えて下さいました。
セミナーはメイン会場のほか、登壇者と直接話をする事が出来る展示ブースを別室に設け、参加者の皆さんは、談笑も交えながら各国の最新情報や自身の興味関心の高い分野の話を聞いていらっしゃいました。また、企業の海外展開支援制度であるJICA民間連携事業の個別相談ブースも設けており、研修員と相談をしたのちに、具体的な支援制度に関する相談をされる方もいらっしゃいました。参加者からは「投資環境などのアップデート状況が分かり、大変役立ちました。」といった声が寄せられました。
各国プレゼンテーションの様子(スリランカ)
各国ブースの様子(フィリピン)
各国ブースの様子(カザフスタン)
JICA東京では、海外直接投資(FDI)を誘致・促進するために必要な政策の策定、ビジネス環境の整備、実践的な投資促進ノウハウ・アプローチの理解等を目的とした研修を実施しており、開発途上国の投資庁等の投資促進機関や民間団体から、投資促進を担う行政官や管理職等を受け入れています。本説明会は、そのプログラムの一環として行われました。
参加した研修員達は、オンライン研修(12/7-12/15)に参加した後、来日研修(1/10-1/19)に励みました。オンライン研修では、講義を中心に、来日研修では視察を中心にプログラムが組まれ、帰国後は研修成果として発表する「アクションプラン」の準備・発表を行います。オンライン研修から来日研修まで段階的にプログラムを構成することで、より学びを深め実践的な知識を得ることができます。来日研修中に実施する今回の説明会のため、発表資料も来日前から何度も練り直し、時間をかけて準備をしてきました。説明会ではその素晴らしい成果を見せることができました。
来日前から研修員たちの意欲は非常に高く、自ら研修をより良いものにしていこうとする姿勢が強く感じられました。説明会の広報では、各研修員がプロモーションビデオを撮影し、自らが広告塔として活動していました。
オンライン研修の様子
来日研修の様子
【Facebookに掲載】
ビジネスチャンス説明会(スリランカ)
ビジネスチャンス説明会(バングラデシュ)
ビジネスチャンス説明会(フィリピン)
本研修では、来日研修が約2週間と短い期間でしたが、来日前のオンライン研修から交流を深めていた事もあり、研修員たちは互いの絆を深めている様子が伺えました。休日には、全員でスカイツリーと浅草にも出かけ、日本文化も共に満喫しました。このあと彼らは、今回の研修の学びを彼らが今後どう自分の職務に活かしていくのか、アクションプランとしてまとめ、オンラインで発表します。今回の研修を通じて、彼らは「オンライン、来日、帰国後とハイブリッド形式だったが、バランス良く構成されていた。特に来日時の企業との意見交換会や説明会で、日本企業の意見が聞けたことは大変参考になった。企業が抱えている海外進出に関する課題などを知ることができたので、今後のビジネス環境整備の参考にしたい。」と話していました。今後も彼らは、日本と彼らの国の架け橋となるべく活躍してくれることでしょう。
スカイツリー前で
スカイツリーの展望デッキで
雷門前で
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