2024年度教師海外研修レポート①【派遣前研修】
2024.07.05
今年も教師海外研修が始まりました!
今回はJICA東京・JICA北陸の合同開催。1都7県(東京・埼玉・千葉・群馬・新潟・長野・福井・富山)から地域・校種・教科の異なる22名の先生達が大集合!濃い2日間の様子をレポートします。
この研修の最大の特徴は、地域・校種・教科のバラバラな先生達が集まり、1年間を通して一緒に学び合うことです!ほとんどが初めましての先生達、まだまだ緊張感のなか、ついに研修スタートです。
本研修のアドバイザーである、東京都市大学の佐藤先生による講義です。グローバルなものの見方、4つのレンズとは?
事前にオンデマンド学習として動画を見てきた先生達が、それぞれの考えや疑問などを共有し合いました。
オンデマンド学習① 持続可能な社会の担い手づくりへ~学びの作戦変更、持続可能な開発のための教育(ESD)の経験
オンデマンド学習② 持続可能な社会の担い手づくりへ~グローバルなものの見方を活かす
緊張から始まった午前中も終わり、各県の推進員と先生達でJICAの食堂でホッと一息のランチタイム。同じ地域から来ているという親近感・安心感で心強い仲間ができました!
パラグアイチーム、バングラデシュチームに分かれて、それぞれの訪問先についてJICA職員より説明を受けました。歴史・経済・文化やJICAが行っている事業、今回の訪問先について、皆さんメモを取りながら熱心に話を聞いていました。
去年の教師海外研修に参加した梅村先生(群馬県高崎市立矢中中学校、ザンビアコース参加)と、五百川先生(佐渡市立河崎小学校、パラグアイコース参加)が、去年実践した授業や1年を通した取り組みについて発表してくれました!
1日目最後にして最も頭を悩ませた、授業チーム作り。お互いにアドバイスし合いながら授業案を磨けるように、関心のあるテーマごとにチームを作っていきます。それぞれが興味のあるテーマを付箋に書き出し、壁に貼りながら「この辺は一緒にできるんじゃない?」「ここも同じ感じかな?」と話し合いながら、なんとなくチームの形になってきました。
2日目はの午前中は児童生徒になって授業体験!
国立教育政策研究所の白水先生、教育環境デザイン研究所の畑先生にご協力いただき、「知識構成型ジグソー法」を体験しました。更に、海外研修が「びっくり体験記」にならないための様々な実践例や手法も体験し、授業作りにおけるポイントを掴んでもらいました。
国立教育政策研究所 白水先生による講義です。
「こういう問いだったら子どもからはどんな発言が出てくると思う?」子どもの反応を予想することで、問いの立て方について考えました。
この「子どもの学び予想」は、今後チームで授業案をブラッシュアップしていくときに、色々な視点で話し合ってもらいたい大事なポイントです。
仕事の疲れを癒すのに必要な週末の2日間を、この濃い研修に参加してくれた熱意ある先生たち、本当にお疲れさまでした!昨日会ったばかりとは思えない最高の笑顔で、最後の1枚です。
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