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【実施報告】白熱!ユニバーサルスポーツフェスティバル2024 in CHIBA

2024.07.30

7月14日(日)、大人・子ども・外国人・障害のある方がごちゃ混ぜチームになって、ユニバーサルスポーツフェスティバルを楽しみました。

帰って来たユニバーサルスポーツフェスティバル in CHIBA!

JICAは、スポーツを通じて、誰もが自分らしく社会に参加し、違いを超えて分かりあえる社会作りを進めています。その一環として各地で実施されているユニバーサルスポーツフェスティバル。千葉県では昨年初めて開催されました。前回大好評だったこのイベント、今年は千葉県内の団体との実施を促進し、船橋ユニバーサルスポーツ協会(FUSK)等の協力を得て、7月14日(日)に千葉市子ども交流館で実施しました。

当日は、就学前の子供から70歳以上の大人まで、県在住の外国人や障害のある方も含めて52名が参加、年齢・国籍・障害の有無など様々な属性をもつ参加者による8つの混成チームを構成して競技に参加しました。開会式の後、ゲストで参加した2名のボッチャ選手による模擬対決を見せてくれました。一投一投、神経を集中してボールを投げるボッチャ選手のプレイに参加者はくぎ付けに。難しい技が決まると、「おーーっ!」と大きな歓声が上がりました。

今回のイベントでは、各チーム総当たり戦で「ボッチャ」と「卓球バレー」を競技した他、「モルック」と「ウォーキングフットボール」という珍しいパラスポーツの体験も行いました。初対面のチームメイトに、最初は緊張した面持ちだった参加者でしたが、競技が始まったとたんに嘘のように打ち解けて、みな楽しそうにプレイに参加してくれました。「卓球バレー」と「ウォーキングフットボール」では、視覚障がい者のための音の出るボールを使用したり、相手チームの一人が目隠しをするなど、各チームが公平にプレイできるような工夫をしました。

ボッチャ選手による模擬競技。プロの技に一同圧巻!

参加者もボッチャに挑戦。

卓球バレー。大人も子どもも大盛り上がり。

ウォーキングフットボール。走ってはいけないのが、予想以上に難しい。

「楽しさ」から学ぶ、これからの社会づくりとは?表彰式にはなんとチーバくんが登場!

白熱した競技の後は、参加者全員で振り返りの時間を持ちました。視覚障害があるブラインドサッカーの選手で、千葉県庁職員でもある佐々木康裕さんが、「ユニバーサルスポーツでは、目が見えない人のために音の出るボールを使ったり、みんなが困らないようなルールを考えたり、声を掛け合ってコミュニケーションを取ったりなどの工夫で、みんなが楽しむことができます。そうした工夫を普段の生活にも取り入れることができれば、もっと色々な人たちが楽しく一緒に参加できる社会になるのではと思います」と参加者代表として感想を述べてくださいました。

その他の参加者からも、「全然勝てなかったけど、とても楽しかった。」、「最初は全く何も知らない人たちが、大会が終わると嘘みたいに仲良くなったのが本当に楽しかった。スポーツの力を改めて感じた。」と言った声がありました。

最後の表彰式では、千葉県マスコットキャラクターのチーバくんが登場し、会場は大盛り上がり。イベントは大盛況に幕を閉じました。

千葉県庁国際課の佐々木さんは、ブラインドサッカーで東京パラリンピックの日本代表にも選出されています。

表彰式でのチーバくんの登場に、子どものみならず大人たちも大喜び。

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