壮大なヴェルディのオペラに圧倒される研修員
2024.10.04
東京フィルハーモニー交響楽団より、定期演奏会にご招待いただきました
東京フィルハーモニー交響楽団より国際交流事業の一環として、JICA研修員を9月の定期演奏会にご招待いただき、フィリピン、マダガスカル、ガーナ、インドネシア、アルバニア、タイ、メキシコ、モロッコの研修員10名が参加しました。
日程 9/19（木） 会場 東京オペラシティコンサートホール
演目 ヴェルディ／歌劇『マクベス』 オペラ演奏会形式
指揮：チョン・ミョンフン（名誉音楽監督）
東京フィルハーモニーによる、シェイクスピアの戯曲をもとにヴェルディが作曲したオペラシリーズ3部作のラストは、ヴェルディが初期の最高傑作と称する「マクベス」。森の魔女の予言により、権力欲にとりつかれた武将マクベスと夫人が政敵の暗殺を繰り返し、破滅に向かうという、人間の弱さや権力への欲望、そこから生じる悲劇を描いた作品です。
低音が良く響くオペラシティのホールで、研修員がキラキラと輝く舞台を心躍らせて見つめています。
巨匠チョン・ミョンフン指揮によるオーケストラとソリストたちによって、感情の機微が巧に描かれた壮大なドラマに研修員は圧倒されていました。
公演は日本語字幕のみでしたが、知名度の高いマクベスなのでストーリーを知っている研修員、英語の解説ノートを熱心に読み込む研修員と様々。母国にはこのようなハイレベルなオーケストラやオペラの公演はないため非常に感激した、音の質の高さに演奏者として刺激を受けたという声もあり、日々の研究から離れてドラマティックなオペラと演奏を存分に楽しんでいました。
素晴らしい公演に新たな活力をいただいた研修員はこの笑顔！
いつも研修員に言葉を超えた音楽の素晴らしさを体験する機会をくださる東京フィルハーモニーの皆さまに、心より感謝申し上げます。
東京フィルハーモニー交響楽団
https://www.tpo.or.jp/
参加した研修員のコメント
・東京フィルハーモニー交響楽団の演奏を聴くのは本当に素晴らしい経験でした。オペラを観て、マクベスの演奏がどれほど美しいかを聞き、本当に魅了されました。音楽によって物語に生命が吹き込まれてゆくのは非常に感動的でした。
・この名誉あるコンサートに参加させていただき、オーケストラの非常に才能ある音楽家たちを目の当たりにできたことにとても感謝しています。心から楽しませていただき、もっと多くの公演を観たいと思いました。
・本物のオーケストラを観ることが私の夢でした。ご招待いただいたおかげでその夢が叶いました。本当にありがとうございます！私自身トロンボーン奏者として、音の質の高さに刺激を受けました。母国に帰ったら、今よりもさらに練習しようという気持ちになりました。皆さんの寛大さに、そして東京での滞在を思い出深いものにしてくれたことに感謝いたします。
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