【群馬県立尾瀬高等学校】パナマを知る~海外研修に出発する学生が異文化について学びました!
2024.12.27
2024.12.27
群馬県立尾瀬高等学校(以下、尾瀬高)では来年3月に希望者7名を対象とした台湾海外研修を予定しています。本研修では、異文化理解・交流はもちろんのこと、「生徒のエージェンシーを育む」ことを大きな目標に掲げ、航空券の予約から宿泊先までの移動手段の確保、現地での研修プランのすべてを生徒自身が計画します。そんな台湾海外研修の第一歩として、異文化理解・交流とは何か?について、JICA群馬デスク国際協力推進員の佐々塚麻里菜が、JICA海外協力隊としての中米パナマでの活動をもとに12月17日にオンライン講義を実施しました。
全国でも珍しい自然環境科が設置されている尾瀬高の生徒たちは、パナマでのごみ処理問題や現地の変わった生き物について興味深く耳を傾け、異文化について学びを深めることができました。
△舗装されていない道路についてお話を伺う様子
パナマ農村部での暮らしの様子を知った生徒は、「世の中には電気が通っていない場所や、交通の便が悪い場所があることは知っていたが、実際の写真を見せてもらいより日本と比較できた。」と、日本との生活の違いに驚きの声をあげました。また、パナマでの日本食ワークショップや日本文化紹介の様子を聞き、「異文化理解は、相手を尊重したり思いやりをもって会話のキャッチボールをしたりと、相手を知ることが大切だと感じた。」 「異文化理解とは、ただ自分自身が調べて納得したことを伝えてコミュニケーションをとることだと思っていたが、相手を知る、自分を知ることだと教えていただいた。」など、異文化理解・交流について新たな学びを得ることができました。
今回この講座を依頼してくれたのは同校の清水先生。今年の夏、教師海外研修でバングラデシュコース(国内代替研修に変更)に参加し、そこでの学びを生徒達に還元すべく、日々奮闘しています!
教師海外研修 授業実践レポート① 群馬県立尾瀬高等学校 | 日本国内での取り組み - JICA
教師海外研修についてはコチラ
教師海外研修 | 日本国内での取り組み - JICA
これからも群馬県内から世界と日本をつなぐグローバル人材の創出のために進んでいきたいと思います。
国際協力推進員・JICA群馬デスク 佐々塚 麻里菜
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