東京フィルハーモニー交響楽団より、7月の定期演奏会にご招待いただきました
2025.07.31
2025.07.31
東京フィルハーモニー交響楽団は国際交流事業の一環として、海外からの留学生や研修員を定期演奏会に招待する制度を設けています。
この度、JICA研修員を7月の定期演奏会にご招待いただき、パキスタン、南アフリカ共和国、ケニア、ガボン、アゼルバイジャン、マダガスカル、ザンビア、チュニジア、モンゴルから自国の課題解決のため来日している研修員10名が参加しました。
プログラム
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲*
チャイコフスキー/交響曲第6番『悲愴』
指揮:チョン・ミン
ヴァイオリン:神尾真由子*
プログラムは、前半にチャイコフスキー唯一のヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35、後半に交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」が演奏され、研修員たちはロシア音楽の豊かな表現力を存分に堪能する夜となりました。
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調は、情熱的な旋律の中に東欧の民族的な響きを感じさせる、美しく魅力的な作品でした。中でも、ソリストの神尾真由子氏の圧巻の演奏には、ただただ感動で言葉を失うばかりでした。
後半の悲愴では、言葉では表しきれない深い感情が呼び起こされ、自然と心が動かされるような強い余韻を残す演奏となりました。
演奏が終わると、会場は一瞬静まり返り、やがて大きな拍手が鳴り響きました。
演奏後、研修員たちは目を輝かせながら、「Amazing! こんな演奏初めてだ!」と口を揃えて感動を語りあっていました。
いつも国境を超えた音楽の素晴らしさを体験する機会をくださる東京フィルハーモニー交響楽団のみなさまに、心より御礼申し上げます。
東京フィルハーモニー交響楽団
https://www.tpo.or.jp/
参加した研修員のコメント
・このような素晴らしい演奏を鑑賞する機会をいただき、ありがとうございました。オーケストラのライブ演奏を初めて観ましたが、心から楽しみましたし、もっと頻繁に観たいと思いました。演奏は目にも耳にも本当に美しかったです。なんて素晴らしいパフォーマンスでしょう!ありがとうございました。
・公演は本当に充実した、感動的な経験でした。世界最高水準のパフォーマンスを幅広い層へ届ける為のご尽力に、心から感謝しています。音楽や舞台芸術の美しさへのコミットメントがとても印象深く、感化されました。貴楽団の芸術への献身と寛容性に、改めて感謝申し上げます。
・東京フィルハーモニー交響楽団から生涯に一度の機会をいただいたことに、心より感謝しています。このような素晴らしいイベントに参加できたことは大きな栄誉であり、喜びでした。オーケストラによって、人間の創造性がどれほど豊かになるかを体験しました。演奏の素晴らしさはもちろん、コンサートホールの構造も、オーケストラの複雑かつ繊細な演奏を的確に聴衆に伝える、素晴らしい役割を果たしていました。
・本当に息をのむようなパフォーマンスでした。チャイコフスキーの最高傑作の2曲が素晴らしく演奏されました。ヴァイオリニストの神尾真由子氏の驚異的な才能を目の当たりにし、圧倒されました。次回の演奏会を楽しみにしています。この素晴らしい体験をありがとうございました!
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