開催報告 ～ユニバーサルスポーツフェスティバル2025～
2025.11.26
ユニバーサルスポーツフェスティバル2025開幕！
今年で9回目の開催となる「ユニバーサルスポーツフェスティバル」が10月26日（日）にJICA東京で行われました。ユニバーサルスポーツとは年齢や国籍、障害の有無に関わらず、みんなが一緒に楽しむことができるスポーツです。
JICA東京では世界の国々を楽しく学ぶ開発教育イベント（JICA World Expo for Kids）、職場体験、地域のごみ拾い活動など、地域に根差した取り組みを行っています。ユニバーサルスポーツフェスティバルもその活動の一環です。当日は、近くの小学校の子ども達や地域の高齢者、また、JICA東京に滞在中の海外からの研修員や障害をお持ちの方等、様々なバックグラウンドを持った総勢50名以上の方が参加されました。
『U・S・F！』の掛け声に、みんなの笑顔と達成感があふれています。
風船バレー・卓球バレー・ボッチャの3種目にチャレンジ！
ユニバーサルスポーツは、誰もが平等に楽しめるスポーツです。たとえば、相手チームに車椅子の方や難聴の方、視覚に障がいのある方がいる場合、自分のチームも車椅子に乗ったり、耳栓やアイマスクを着けたりして、同じ条件でプレーします。違いを尊重しながら、みんなで一緒に楽しむ――それがユニバーサルスポーツの魅力です。
【チーム全員でボールをつなぐ！風船バレー】
風船バレーのルールはとてもシンプル。“チーム全員が風船に触れてから相手に返す”こと。小さなお子さまからお年寄りまで、みんなが参加できるように声をかけ合い、サポートしながらプレーします。笑顔と協力があふれる、やさしいスポーツです。
小さなお子さまからお年寄りまで、みんなでボールにタッチ！笑顔でつなぐ風船バレー。
【玉の音とチームメイトの声でボールを察知！卓球バレー】
卓球バレーは、卓球とバレーボールを組み合わせたユニークな競技です。音の鳴るボールと、ラケットの代わりに使いやすい木の板を使うことで、誰でも簡単にプレーできます。さらに、全員が椅子に座り、お尻を浮かせないというルールで、体格や力の差、障がいの有無に関係なく、同じ目線で楽しめるのが魅力です。音と声を頼りに、チームでつなぐ一球――そこに笑顔が生まれます。
音と声を頼りに、チームでつなぐ一球。そこに笑顔が生まれます。
【どこにボールを投げる？チーム一丸で挑む頭脳プレー！ボッチャ】
ボッチャは、パラリンピックの正式種目にもなっているユニバーサルスポーツです。白いジャックボールを的に、どのチームがより近くにボールを寄せられるかを競います。視覚に障がいのある方がいる場合は、仲間が手をたたいて方向を知らせたり、声で位置を示したりしてサポート。「相手のボールをはじこう！」「ジャックボールを狙おう！」――作戦を練るみんなの表情は真剣そのもの。戦略と協力で勝利を目指す、熱いゲームです。
みんな真剣な眼差し！戦略と協力で勝利を目指します。
皆さまからの感想
ご参加頂いた方からは沢山の温かい感想を頂きました。
「普段交流することがなかった人たちと、コミュニケーションを取る機会になりました。様々な人が一緒に生活する社会のことを考えるきっかけになりました。」
「あちらこちらでインクルージョンの実践が生まれていて、素晴らしいと思いました。」
「I had the chance to meet people of all ages and from different countries, which was an amazing experience. We all enjoyed the festival！」
（いろいろな年齢や国籍の方とつながることができて、とてもわくわくしました。みんなでフェスティバルを楽しみました。）
「Everybody can join the sport, which impressed me and truly conveys equality — including people with disabilities, elderly people, and children.」
（誰もがそのスポーツに参加できることに感動しました。それは、障がいのある方や高齢者、子どもを含め、真の平等を示しています。）
ご参加下さった皆さま、本当にありがとうございます！
＜交流会＞
「スリランカってどこにあるか知っているかな？」地図を見ながら世界を旅する気分で探してみよう！
＜ベストチーム賞＞
小さなお子さまからお年寄り、障がいのある方、外国籍の方まで――多様な仲間が力を合わせ、最高のチームワークを発揮しました！
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