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【群馬県】日系サポーターが母校で特別授業をしました!

2026.01.30

日系サポーターのクラウディア サオリ タマナハ シマブクロさん(ペルー出身)は、小学校1年生から4年生まで通っていた伊勢崎市立殖蓮(うえはす)小学校を15年ぶりに訪れ、4年生に特別授業を実施しました。

サオリさんは2025年5月から2026年1月までJICA日系サポーターとして、千葉県のNPO法人多文化フリースクールちばにて、外国ルーツの子どもを対象に日本語教育や学習支援活動に取り組んでいました。

サオリさんの来日は今回が初めてではありません。幼少の頃に一度目の来日、両親と共に日本で生活し殖蓮小学校に通っていました。当初はことばや文化の壁にぶつかることもありましたが、それらを乗り越え多くの友人とめぐり合いました。数年後、先生や友人に惜しまれながらペルーに戻ることになりました。
今回日系サポーターとして再び来日することになったサオリさんの主な活動先は千葉県でしたが、かつて自身を受け入れ、多くの思い出を作った伊勢崎市の母校を訪れたいとの本人の希望に心を動かされた伊勢崎市教育委員会、同校等関係者の尽力により訪問が実現しました。

サオリさんの授業は、まずペルーについてのクイズから始まりました。そしてペルーで生まれ子どもの時に来日し、殖蓮小学校に通い始めたものの日本語が分からずに苦労したことや、当時の日本語教室をはじめとする先生たちのサポートのお陰で日本語が理解できるようになり、たくさんの友達ができたとの自身の経験を伝えました。さらに4年生で帰国する際には送別会を開いてくれたこと、その時にもらった先生・友達からの寄せ書きも、今でも大切にペルーの自宅で保管していることも紹介しました。当時送別会が行われたのは、偶然にも今回授業の会場となった特活室だったことも話しました。
また、帰国後のペルーでの生活や、「助けられた私が助ける番」と決意して日系サポーターに応募した経緯なども紹介し、最後に児童に向けて、「誰にもわかってもらえなかった過去があっても、今の私のように道は開きます。努力は必ず報われると信じて諦めずに頑張ってください!」と熱いエールを送りました。

発表後の質疑応答では、日本とペルーの距離や移動方法、好きな料理など、子どもたちから興味津々の質問が相次ぎました。
とりわけ、給食やゲーム、漫画・アニメといった“好きなもの”の話題になると、サオリさんと子どもたちの距離は一気に縮まり、教室は笑顔と歓声で包まれました。チャイムが鳴るまで続いた質問から、子どもたちの素直な関心とワクワクが伝わってきました。

【サオリさん本人の感想を紹介します。】
15年ぶりに見る殖蓮小学校の校舎や周辺の風景は当時の記憶のままでとても懐かしかったです。
今回母校を訪れ、特別授業の機会を与えて下さった伊勢崎市教育委員会、殖蓮小学校の皆さまにお礼を申し上げます。ありがとうございました。


JICA東京(高崎分室)は、今後も地域の皆さまの国際理解や多様性のある地域社会の推進に寄与する活動を続けて参ります。

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