JICA留学生(長期研修員)が群馬県高崎市を訪問し、伝統工芸と最先端技術を学びました!
2026.03.17
2026.03.17
JICAでは、将来母国の未来を担うリーダーとなる留学生(長期研修員)を対象に、日本各地の開発経験や文化、産業の歩みを学ぶ「地域理解プログラム」を実施しています。
2026年3月5日、JICA東京はJICA留学生(長期研修員)向けに「伝統工芸から最先端技術まで 〜高崎市に見る産業の変遷とだるまの伝統文化を学ぶ〜」をテーマとしたプログラムを群馬県高崎市で開催しました。
今回のプログラムには13か国17名が参加し、高崎市の産業構造の変遷、伝統文化の継承、そしてグローバル展開を進める企業の取り組みについて、多角的な視点で学びを深めました。
高崎市商工観光部産業政策課より、市内産業の発展過程や企業の海外展開の背景・現状・今後の方向性について講義が行われました。
参加者からは「地元企業、特に中小企業の海外展開を自治体が支援している点が興味深かった」「地域経済発展や国際協力における自治体の役割を理解できた」といった感想が寄せられました。
参加者は「だるまの幸喜」を訪問し高崎だるまの歴史、製作工程、産業としての変遷について説明を受けた後、実際にだるまの絵付けを体験しました。同社は、だるまの成形から仕上げまでの全工程を一貫して行う、現在では非常に貴重な工房です。
「再生紙を活用した製作工程が印象的だった」「伝統工芸が環境に配慮しながら文化的価値を守っている点に感銘を受けた」など、伝統文化の継承と持続可能性の観点からも学びが深まる体験となりました。
国内外で積極的に事業展開する乾溜ガス化燃焼・発電プラントメーカーのキンセイ産業では、工場見学と意見交換を行いました。参加者は企業の国際展開の戦略や展望について学び、自国でのビジネスに活かせるヒントを得ました。
ある参加者は「廃棄物処理技術の運用実態や、都市の廃棄物問題への貢献を理解できた」と述べ、さらに金子社長から「自分のやるべきことに向き合えば成功は必ず訪れる」という励ましの言葉を受けました 。
今回の地域理解プログラムは、産業の発展・地域文化・国際ビジネスを一日で立体的に学ぶ貴重な機会となりました。また、高崎市に拠点を置くJICA東京高崎分室との連携により、訪問先の調整が円滑に進み、充実したプログラムの実施につながりました。
JICAは今後も、多くの留学生が日本の経験から国づくりのヒントを得られるよう、そして親日派・知日派の育成につながるよう、地域理解プログラムを積極的に推進していきます。
最後に、高崎市、だるまの幸喜、キンセイ産業をはじめ、本プログラムにご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。