【実施報告】「国際協力をテーマとする探究学習支援プログラム」の一環として埼玉県立高校とJICA研修員との交流会を開催しました
2026.08.26
2026.08.26
JICA東京では、埼玉県教育委員会と連携し、県内高校の「総合的な探究の時間」を支援する「国際協力をテーマとする探究学習支援プログラム」を実施しており、今年度は、伊奈学園総合高等学校と和光国際高等学校の2校が参加しています。7月24日には、プログラムの一環として、JICA事業を通じて来日しているJICA長期研修員と高校生の英語での交流会を開催しました。異なる文化や価値観に触れながら、高校生たちが国際協力や異文化理解について学びを深めた当日の様子をご紹介します。
7月24日(金)、伊奈学園総合高等学校から14名、和光国際高等学校から16名の合計30名の生徒がJICA東京の講堂に集まりました。また、研修員はモンゴル、タイ、ナイジェリア、ウガンダ、ガーナ、ザンビア、メキシコ、ケニア、キューバなど9か国から10名が参加しました。さらにJICAセントルシア支所から来日中のHIPPOLYTE Ayodele Yewande所員も加わり、10か国から合計11名が大集合。
少し緊張した雰囲気のなか、午後1時に交流会が開会しました。
はじめに、高校生30名と研修員10名およびAyodele所員が顔を合わせ、母国語と英語で自己紹介を行いました。その後、JICA東京および埼玉県教育委員会からの挨拶を経て、いよいよメインプログラムであるグループ交流が始まりました!
開会の様子
グループ交流では、JICA研修員とAyodele所員がそれぞれのテーブルに分かれ、高校生は班ごとに3つのテーブルを移動しながら交流しました。
各セッションの前半では、研修員が自国の文化や歴史、食文化、宗教、スポーツ、社会課題、日本に留学している理由などについて紹介しました。写真や地図を用いた説明に生徒たちは熱心に耳を傾け、日本との違いや共通点について理解を深めていました。
研修員によるプレゼンテーション
後半は質疑応答の時間です。
「異文化理解で大切なことは何ですか」 「高校生でもできる国際協力はありますか」
「多民族国家で意見が対立したときはどうしますか」
「日本に来て驚いたことは何ですか」
など、生徒たちは事前に準備した質問や交流の中で感じた疑問を英語で積極的に投げかけていました。研修員も自身の経験を交えながら丁寧に回答し、活発な意見交換が行われました。
グループ交流の後は、参加者全員でアイスブレイクとして「なんでもバスケット」を行いました。
「学校に制服がある(あった)人」 「自国に四季がある人」 「抹茶を飲んだことがない人」 「お寿司が好きな人」
などのお題に該当する参加者が席を移動し、国や文化の違いを感じながら交流を楽しみました。
座れなかった参加者へのインタビューでは、高校生が英語で質問を行いました。キューバ出身の研修員が「私の国には季節が一つしかありません」と答えると、会場から驚きの声が上がる場面もありました。
なんでもバスケットの様子
最後は自由交流の時間です。
生徒たちは、これまで話す機会のなかった研修員のもとへ足を運び、質問や会話を楽しんでいました。限られた時間を有効に使おうと、終了直前まで積極的に交流を続ける姿が印象的でした。
フリータイムの様子
交流会は、最初こそ少し緊張した雰囲気で始まりましたが、最後は参加者全員が笑顔で交流を楽しむ姿が見られました。普段なかなか接する機会のない国々の人々との対話を通じて、生徒たちが探究テーマへの理解を深め、新たな問いや気づきを得る貴重な機会となりました。
今後の探究活動がどのような学びにつながっていくのか、引き続き楽しみです!