JICA東京特設インターンの参加学生感想文をご紹介
2026.10.13
JICA東京では今年も、8月から9月にかけて、特設インターンとして大学生(3大学から計7名)を受け入れました。特設インターンは、いわゆる就業体験的インターンではなく、学生自身が設定した課題を、JICA事業に触れることを通じて探求(自己研鑽)する機会を提供するもので、今回提供した主な機会は次のとおりでした。
・JICAルワンダ事務所とのオンラインセッション
・JICA職員へのインタビュー
・教師海外研修の派遣後研修へのオブザーバー参加
・JICA研修事業の見学と研修員との交流(質疑応答等)
研修事業では、主に次のコースを見学しました。
「矯正施設の運営及び犯罪者の更生」「産業開発のための工学教育研究強化プロジェクト(カンボジア)」「インドネシア鉄道維持管理」「持続可能な自然資源管理を通じた自然共生社会の構築」「ウクライナ公共放送組織体制強化プロジェクト」
それでは、参加学生の感想を紹介します。
本インターンシップでは、JICAの国内事業の拠点であるJICA東京を訪問し、国内事業がどのように企画・実施されているのかを、実際の活動を通じて学びました。
期間中には、JICA東京が実施する「研修員受入事業」の見学や、インターン生による事業の一部の実践など、さまざまな活動に参加しました。また、JICA職員の方々や研修員の方々との交流を通じて、国際協力の現場について理解を深めることができました。
私の中で特に印象に残ったのは、平和構築について学ぶ機会です。「平和」の捉え方は国や地域によって異なり、それぞれの文脈に応じた取り組みが必要であることを実感しました。また、さまざまな方々との出会いを通じて、自ら積極的に行動し、新しいことに挑戦することの大切さにも気づかされました。
今回の経験を通じて、国際協力への理解を深めるとともに、今後の学びや研究につながる多くの気づきを得ることができました。
この貴重な経験を今後の活動に生かし、引き続き国際協力や平和構築について学びを深めていきたいと思います。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました!
JICA東京センターでは、課題別研修、国別研修などの複数の研修の見学と、その他座談会やイベントに参加させていただきました。市民の国際協力への参加の仕方は多様で、教師海外研修や民間連携、JICA海外協力隊など、それぞれの立場から関わる回路が用意されていることが印象的でした。とりわけ教師海外研修については、開発教育の重要性と、教育に向き合う先生方の熱量に強く心を動かされました。経験豊富な職員の方々と座談会などを通してお話しできる機会も多く、自分自身のキャリアを考えるうえで大きな刺激となりました。JICAが自ら事業を担うというよりも、多様なアクターをつなぎ、プロジェクトを組織するマネジメントの担い手であることを知り、その役割や具体的な業務についての解像度が大きく高まりました。JICAと多様なアクターとの協働による共創、そしてその成果を日本や地域社会へ還元していくことの重要性を改めて考えました。
今回のインターンシップでは、主に二つのことが印象に残っています。
一つ目は、課題別研修「矯正施設の運営及び犯罪者の更生」でのオリエンテーションと研修員の方々へのインタビューです。オリエンテーションでは、研修員同士の相互理解を深めるため、自己紹介やアイスブレイクを企画し、発言しやすい環境づくりに取り組みました。その後、様々な国や背景を持つ研修員の方々にお話を伺い、それぞれの仕事への想いや、自国の施設・制度をより良くしたいという熱意に触れました。こうした志を持つ人々が国を越えて集まり、互いに学び合う場をつくることの大切さを実感しました。
二つ目は、自身の研究について新たな視点を得られたことです。私は現在、「途上国のインフラ整備と環境負荷軽減の両立」について研究しています。JICA職員の方々との対話を通じて、優れた技術を導入するだけではなく、コストや現地の人材、維持管理なども踏まえ、「その技術が現地で使い続けられるか」という視点から適用可能性を考えることの重要性を学びました。
今回得た学びや気づきを、今後の研究や将来の進路を考える上でも大切にしていきたいと思います。
まずはじめに、JICAでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。今回のインターンシップでは非常に貴重な経験をさせていただき、一生忘れることのできない大切な財産となりました。
JICA東京センターには「OASIS」という食堂があります。OASISでは各国の料理を楽しむことができ、国際色豊かな雰囲気を感じることができます。私が特においしいと感じたのは、エクアドルの伝統料理「セコ・デ・ポーヨ」です。本当においしかったので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
インターンシップを通して最も印象に残っているのは、職員とのお話です。日本の社会福祉制度を国際協力の場面で各国にどのように応用できるのか、また、現在の日本の社会福祉制度が抱える課題について意見交換をさせていただきました。自分が特に興味・関心を持っているテーマについて深く考えることができ、とても有意義な時間だったと感じています。
また、さまざまな部署の方々のお話を伺う中で、JICAが行う国際協力の幅広さや、現場で働く方々の思いを知ることができました。これまで学んできた社会福祉の視点だけでなく、国際協力という新たな視点から社会課題について考えるきっかけにもなりました。
今回のインターンシップを通して、国際協力と社会福祉のつながりについて理解を深めることができるとともに、自身の将来についても改めて考える貴重な機会となりました。最後になりますが、JICAの皆様、そしてこのインターンシップを共に行った各大学の皆様、本当にありがとうございました。
総合グローバル学部4年
最も心に残っているのは、カンボジアの産業人材育成を目指す「工学教育研究強化」研修の見学です。私たちは、研修員が帰国後の活動計画を伝える「アクションプラン発表」の場に同席しました。発表時には現場の設備や予算などの実情から、実効性に不安を感じる場面もありましたが、直接対話する中で、自国の発展や大学教育の未来を切り拓こうとする研修員の強い使命感を知りました。さらに印象的だったのは、日本の大学教授や現地駐在の専門家が一体となり、計画を現実に落とし込もうと真摯に伴走する姿です。「研修事業を実行に移す難しさ」と「現場の熱意」の双方を肌で感じました。
また、自身の関心分野である海外直接投資(FDI)と産業開発について、JICA専門員の方にお話を伺う貴重な機会もいただきました。これまで大学では論文を通じた理想論を追いがちでしたが、現場の発展段階に合わせて「間をとる」絶妙な打開策を打ち出してきたご経験を伺い、最前線で実務を担ってきた専門家の方ならではの知見に深く圧倒されました。
最後になりますが、今回インターンシップに関わってくださったJICA東京の皆様、本当にありがとうございました。今回の貴重な経験を社会に還元できるよう、今後へ活かして行きたいと思います。