jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

【実施報告】2026年度 教師海外研修(ペルー)事前研修

2026.08.05

JICA横浜は、神奈川県・山梨県の教員を対象に毎年「教師海外研修」を実施しています。この海外研修の一環として、3回の事前研修を実施しました。今年度は10名(小学校6名、中学校2名、高校2名)の教員をメンバーとして研修がスタートしました。

第1回事前研修:6月20日(土)
第2回事前研修:7月4日(土)(開発教育教員セミナーへの参加)
第3回事前研修:7月18日(土)・19日(日)
海外研修:8月9日(土)~22日(日)

今年度の海外研修先はペルー共和国です。「誰一人取り残さない社会 ~日系社会の現場から考える~」を研修テーマとし、ペルーや日系人の方々の生活・文化に触れることを通して、「誰一人取り残さない社会」を実現するための手がかりを探ります。

第1回事前研修:チームビルディング・ゴールの共有

第1回事前研修は、本研修の趣旨、ゴール、およびチームとしての進め方の確認を中心に実施しました。所属や校種が異なるメンバーが集まる初回でしたが、ミニワークを交えた自己紹介や4つのワークショップ体験を通じて、参加者同士の関係づくりが進みました。
また、事前課題として取り組んだ「取り残されがちな人とその背景」について発表し合い、研修テーマである「誰一人取り残さない社会」への理解を深めました。さらに、「国際理解教育/開発教育」について知りたいことや深めたいことを共有し、これからの研修でおさえておくべきポイントを可視化して、今後の課題を確認しました。

【画像】

昨年度の教師海外研修参加者との質疑応答の様子

第2回事前研修:国際理解教育 / 開発教育 教員セミナー(基礎編)

第2回事前研修では、国際理解教育 / 開発教育 教員セミナー(基礎編)に参加しました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。

【実施報告】国際理解教育 / 開発教育 教員セミナー(基礎編)

第3回事前研修:ペルー事情や移民について理解を深める

第3回事前研修は、2日間の日程で開催しました。
1日目には日本ペルー共生協会(AJAPE)理事長の小波津ホセ氏から、ペルー移民の歴史や団体の活動についてお話しいただきました。その後、日系ペルー人の2名のゲストをお迎えし、参加者からの質疑応答を中心に対話を行いました。
午後にはJICA中南米部南米課の担当者からペルー事情やJICA事業を紹介しました。その後、海外日系人協会の伊藤忠明氏を講師に迎え、日本人移民の歴史と日系人の現在について講義いただいたのち、JICA横浜にある海外移住資料館を見学しました。

【画像】

海外移住資料館 見学の様子

「日系人や移民についてほとんど知らなかった」「資料館は何度訪れても新たな学びがある」などの声も聞かれ、それぞれに多くの気づきを得る機会となりました。また、参加者が抱いた疑問や違和感を大切にしたいと全員で話し合う姿が印象的でした。
2日目には、昨年度の海外研修に参加した教員らが作成したワークショップを体験し、続けて現地での学びの記録方法やワークショップの作り方についての質疑応答の時間を設けました。
午後には、帰国後に実施する国際理解教育活動の意義について参加者同士で話し合いました。なぜ「誰一人取り残さない社会」についての授業を行うのか、その授業はどのような観点から必要なのかを改めて深く考え、参加教員同士で意見を交わすことは、海外研修に向けた視点の整理にもつながったようでした。

【画像】

昨年度の教師海外研修参加者との質疑応答の様子

事前研修を終えて

3回にわたる事前研修を終え、参加者10名の海外研修に向けた準備は整いました。8月9日から22日まで実際にペルーを訪れ、「誰一人取り残さない社会 ~日系社会の現場から考える~」について学びます。帰国後には成果を実践授業や教材作成としてアウトプットする予定です。また報告をお届けします。

教師海外研修とは

教師海外研修は、JICAが実施する教員向けの研修プログラムです。国際理解教育や開発教育に取り組む教員のみなさんが、開発途上国における国際協力の現場や人々の暮らしに直接触れ、地球規模課題や開発途上国の現状、日本との関わりついて理解を深める機会として実施しています。JICAは、本研修を通じて教員の学びをそれぞれの教育現場へ還元し、児童・生徒が多様な価値観や世界とのつながりを学びながら、持続可能な社会の実現に向けて主体的に考え行動する力を育むことを目指しています。

関連リンク

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ