| 項目 | 問題点（および主な対策） | 左記問題点に対する検討状況 |
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| 1.自然環境問題 |
- (1)大気汚染
- 生産・処理施設から排出される硫黄酸化物（SOx）、窒素酸化物（NOx）、媒塵等大気汚染物質は、当該国の排出基準、環境基準を満足するか。
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- (2)坑井掘削現場
- 抗井掘削に用いられる泥水及び抗井掘削に伴い発生する堀屑の処理は適切になされているか。海上油・ガス田においては、泥水、堀屑処分による漁場、海生生物への悪影響、海洋汚染の恐れはないか。また、陸上油田・ガス田においては土壌汚染の恐れはないか。
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- (3)油井
- 生産井周辺における安全対策・監視体制（特に暴噴対策）、原油流出対策に充分な配慮がなされているか。
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- (4)生産・処理施設（生活施設を含む）
- 生産・処理施設からの排水、スラッジ等の排出物の処理は、当該国の排出基準、環境基準を満足するか。
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- (5)騒音、振動
- 坑井掘削時の騒音、振動および生産・処理施設からの騒音、振動は当該国の基準を満足するか。
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- (6)基準
- 上記の項目にかかわる当該国の基準は国際的に妥当な内容と判断されるか。また、借入国において、現在規制が確立されていない項目については当該国以外（日本における経験も含めて）での実状も踏まえた上で検討しているか。
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- (7)パイプライン
- 施設の設置による野生生物等の生態系への悪影響はないか。
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- (8)土壌汚染
- サイトの土壌は、過去に汚染されたことがないか。また、将来とも土壌を汚染しない対策がなされているか。
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- (9)油・ガス積出し港
- 港湾設備の建設により、珊瑚礁、マングローブ等、水生生物への悪影響は予想されるか。また、漁業への悪影響は予想されるか。
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- (10)生態系
- プロジェクトサイトは野生生物、植物及び水生生物の貴重な生息地を含むか。
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- (11)景観
- 景観への悪影響は予想されるか。
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- (12)工事中の影響
- 工事中の騒音、振動、濁水、粉塵、排ガス等の低減対策は充分配慮されているか。また、工事により環境へ悪影響を及ぼす恐れはないか。
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| 2.社会環境問題 |
- (1)住民への配慮、NGO
- 移転を余儀なくされる住民及び周辺住民への説明がなされ、かつ（女性等を含む）住民の同意は得られているか。また、住民に対する正当な補償、移転後の生活基盤の確保等その影響を最小限とする努力がなされているか。NGO（当該国内、海外）の動向はどうか。
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- (2)文化遺産
- プロジェクトは歴史的、文化的、宗教的に貴重な遺産、史跡等を損なう可能性があるか。
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| 3.モニタリング |
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- 具体的にどのようなモニタリング計画を有しているか。当該計画は適切なものと判断されるか。下記ポイントで言及した留意事項につき、十分なモニタリング計画を有しているか。
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| 4.ポイント |
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- 石油・ガス開発プロジェクトにおいては「1. 自然環境問題の(3)(4)(7)の生産井の安全管理、排水等の処理、パイプラインの敷設」は、大きな環境問題を引き起こす可能性がある。また、「2. 社会環境問題」についても充分な配慮が必要である。
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