田中理事長がアフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)のベケレ=トーマス長官と会談
2024.10.18
田中明彦JICA理事長は、10月2日、アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)のナルドス・ベケレ=トーマス長官(Ms. Nardos Bekele-Thomas, CEO)とJICA本部で会談しました。
長官を含むAUDA-NEPAD代表団との会談
冒頭、田中理事長は、JICAの協力の成果がAUDA-NEPADとの連携によりアフリカ大陸に面的拡大していることに対して謝辞を述べました。また、アフリカ連合(AU)の開発計画であるAgenda2063等に沿って大陸全体に資する効果的な協力を展開するためにも、AUDA-NEPADとの連携を強化したい旨述べました。
田中理事長(左)とべケレ=トーマス長官(右)
これに対し、ベケレ=トーマス長官は、今回の訪日中、JICAとの連携協議に加えて、来年TICAD9が開催される横浜への訪問やASEAN諸国の開発協力機関の代表等との意見交換の機会をもつことができたことに感謝を述べました。そして、JICAによるASEAN諸国への協力の経験のみならず、ASEAN諸国がJICAの協力を活かした発展の経験を、TICAD9等においてアフリカ諸国に共有してほしいと語りました。
MOC署名後の集合写真
その後、両者はカイゼンや食と栄養、地域統合など5つの分野を連携重点分野とした2021年の業務連携協定(Memorandum of Cooperation)を1年間延長する署名を行いました。ベケレ=トーマス長官は、TICAD9において、これらの連携重点分野をさらに拡大したいと希望を述べました。
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