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モンゴル国南ゴビ県のオユトルゴイ鉱山が開発するハーンボグド地域にて、モンゴルと日本のオープンイノベーション・共創イベント、Mongolia Open Innovation and Co-creation for SDGs(MICS)2024 in Khanbogdを開催しました。

掲載日:2024.12.26

イベント |

モンゴル国南ゴビ県のオユトルゴイ鉱山が開発するハーンボグド地域にて、モンゴルと日本のオープンイノベーション・共創イベント、Mongolia Open Innovation and Co-creation for SDGs(MICS)2024 in Khanbogdを開催しました。

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参加者に製品について説明する協働プロジェクト「ペット用品の生産・販売」

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協働プロジェクト「持続可能な農業と栄養強化のために学校にミニ植物工場を設置」による発表の様子

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モンゴル最大のオユトルゴイ鉱山の地下炭鉱

イベント概要

会議名:Mongolia open Innovation and Co-creation for SDGs: MICS-2024 in Khanbogd
開催日:2024年12月11日(水)  14:00~17:00(モンゴル時間)
主催:独立行政法人国際協力機構(JICA)モンゴル事務所
共催:Oyu Tolgoi Catalyst Fund for Khanbogd Development (OTCF)
実行委員会:日本帰国留学生の会(JUGAMO)
会場:モンゴル国南ゴビ県ハーンボグド公民館

プログラム

14:00 14:15 受付
14:15 14:25 主催者挨拶(JICA)
14:25 14:30 挨拶(OTCF)
14:30 14:45 MICS2024取り組みの紹介 (JUGAMO)
14:45 15:15 協働プロジェクト2チームの発表
15:15 15:35 JICAが行っている他の事業紹介
15:35 17:00 ネットワーキング

内容

2024年12月11日、南ゴビ県・ハーンボグドにて「Mongolia Open Innovation and Co-Creation for SDGs(MICS)2024」 in Khanbogdを開催しました。MICSは、日本・モンゴルの社会課題解決及びSDGs達成に向けて、日モ両国の産官学金の幅広い関係者が、技術、アイディア、資金等を持ち寄り、イノベーティブな解決策を共創し、協働で取り組むことを支援するプログラムであり、2023年から取り組んでいます。

MICS in Khanbogdは、モンゴル最大の鉱山であるオユトルゴイ近郊のハーンボグド地域の開発を実施するOyu Tolgoi Catalyst Fund for Khanbogd Development (OTCF)と共催し、MICS2024で選定された10の協働プロジェクトと同地域の関係者との連携を目的としたものです。農牧業の多い同地域の地場産業振興や社会サービスの向上につながる2つの協働プロジェクトとして、「持続可能な農業と栄養強化のために学校にミニ植物工場を設置」及び「ペット用品の生産・販売」が同地域での事業展開についての提案を発表しました。会場を訪れた約45名の参加者とネットワーキングを行い、翌日、関心表明のあった同地域の金融機関、農牧畜組合、教育機関等を訪問し、具体的な連携についてマッチングを行いました。

イベントでは、同地域の経済・開発に関連するJICA事業を紹介しました。牧畜業を営む参加者は「JICAがモンゴル全土で教育や福祉だけでなく、このような協力していたことを知る良い機会となった。ハーンボグドの特徴を活かしながら、MICSプロジェクトと連携していきたい。」との意見が述べられました。

また、翌日の12月12日には、JICAモンゴル事務所宮城所長はオユトルゴイ鉱山を訪問し、地下炭鉱、掘削機械の修理工場、鉱山で働くスタッフの居住施設等を視察しました。JICAとOTCFは、鉱山で働くスタッフと地域住民の生活の向上のため、ハーンボグド地域の地域経済の発展と社会サービスの向上を目指すため、今後も連携していく予定です。

いよいよ、2025年2月7日にモンゴル・ウランバートルにてMICS2024の最終イベントを行います。(12月中に詳細情報公開予定です。)

10の協働プロジェクトへの参画、協力等にご関心のある方は、お気軽に以下までご連絡ください。

本件問合せ先(日本語可)

日本帰国留学生の会(JUGAMO)  mics.jica.2024@gmail.com

ハーンボグドにて発表した2協働プロジェクト概要※プロジェクト名リンクは発表資料(日本語)。

プロジェクト名(分野) 参加主要メンバーの所属先 プロジェクト概要
持続可能な農業と栄養強化のために学校にミニ植物工場を設置(経済)[SJ1](PDF/6.99MB) モンゴル科学技術大学 Tana Lab、早稲田大学ビジネススクール モンゴルの大学と日本の大学が、学校内にミニ植物工場を設置し、生産された野菜を学校給食に使うことにより、持続可能なスマート農業と栄養向上を促進。
ペット用品の生産・販売(経済)[SJ2] (PDF/8.12MB) Natural Mongolia National Network LLC (MARIS Trade LLC、 Urgana Industry LLC、 Global Nomadic Products LLC) Ikh Chandmanit Ochir LLC モンゴルの企業3社が、家畜から得られる原材料の使用を最大限に高めるクラスターを結成し、副産物や肉から輸出用のペット用品を生産。

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開会挨拶を行うJICAモンゴル事務所長

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開会挨拶を行うOTCF所長

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協働プロジェクト「ペット用品の生産・販売」による発表の様子

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協働プロジェクト「ペット用品の生産・販売」の製品について説明を受けるJICAモンゴル事務所宮城所長

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協働プロジェクト「持続可能な農業と栄養強化のために学校にミニ植物工場を設置」と地元の生産組合と協議する様子