【終了】セミナー「ジェンダー平等な世界の実現に向けて:世界銀行グループ、JICAの取り組み」

掲載日:2020.02.03

イベント |

イベント内容

2030年までに、先進国、開発途上国を含めて世界全体で達成するべき17の目標である「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals: SDGs)では、ジェンダー平等の達成と全ての女性と女児のエンパワーメントを図ることが中心的な目標に据えられています。

各国政府だけでなく、民間企業も男女の格差をなくすために積極的に取り組んでいるのは、それが推進すべき正しいことだというだけではなく、経済・ビジネス面での効果が見込めるからでもあります。

今回のセミナーでは、カレン・グロウン世界銀行 ジェンダーグループシニアディレクターの就任後初めての来日の機会を捉え、同シニアディレクターよりグローバルな開発課題とジェンダー平等に向けた現況と展望、世界銀行がジェンダー平等のために果たす役割と今後の計画などをご紹介します。

使用言語は英語・日本語(同時通訳付き)です。

プログラム

あいさつ
宮崎成人
世界銀行駐日特別代表

基調講演
カレン・グロウン
世界銀行グル—プ ジェンダーグループ シニアディレクター

コメント
亀井温子
国際協力機構(JICA)ジェンダー平等・貧困削減推進室室長 

山形辰史
立命館アジア太平洋大学 教授/アジア太平洋研究センター長 

パネル討論
モデレーター:大野泉
国際協力機構(JICA)JICA研究所 所長

質疑応答

講演者紹介

カレン・グロウン 世界銀行グル—プ ジェンダーグループ シニアディレクター

2014年9月より現職。それ以前は、ワシントンD.C.のアメリカン大学で経済学ジェンダー分析プログラムのエコノミスト兼共同ディレクター。2013年から2014年まで、国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)の援助効果とジェンダープログラムを主導。2011年から2013年まで、米国国際開発庁(USAID)ジェンダー平等・女性エンパワーメント上級ジェンダーアドバイザー兼上級コーディネイター代行として、USAIDのジェンダー平等と女性エンパワ-メント政策の策定と実施を主導。

それ以前は、バード大学レヴィ—経済学研究所ジェンダー平等・経済プログラム共同ディレクター、国際女性研究センター(ICRW)貧困削減・経済ガバナンスチームディレクター、マッカーサー財団上級プログラムオフィサーを歴任。国連ミレニアムプロジェクトの第3タスクフォースの上級アソシエイトとして、ジェンダー平等と女性エンパワーメントがミレニアム開発目標(MDGs)の中核に位置付けられるよう貢献した。アジア開発銀行の外部ジェンダーフォーラム(External Gender Forum)に最も長期間にわたって在籍したメンバーとして、主流化、研究、結果の測定など多面にわたって助言。

近著には、『課税とジェンダーエクイティ』(Taxation and Gender Equity、イムラン・ヴォラディアと共編、2010年)、『貿易のフェミニスト経済学』(The Feminist Economics of Trade、イレーネ・ヴァン・スタフォーレン、ダイアン・エルソン、ニルファー・カガティと共編、2007年)、『女性の健康と権利の取引:途上国における貿易自由化とリプロダクティブヘルス』(Trading Women's Health and Rights?: Trade Liberalization and Reproductive Health in Developing Economies、エリッサ・ブラウンシュタイン、アンジュ・マルホトゥラと共編、2006年)などがある。『フェミニスト経済学』誌(Feminist Economics)編集委員(2007年から2014年まで)、ジェンダーとマクロ経済学国際ワーキンググループ(GEM-IWG)創設メンバー(1993年から2007年まで)、健康の社会的決定要因委員会女性とジェンダー平等ナレッジハブのメンバー(2006年から2007年まで)。ニュースクール大学で経済学博士号および経済学修士号、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で政治学学士号を取得。

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