【終了】JICA緒方研究所・JICA横浜 海外移住資料館共催 2022年度移住史・多文化理解オンライン講座 ~歴史から「他者」を理解する~ 第1回 <ウチナーンチュ>としての在日南米人 — 生活史から読み解く沖縄というルーツ

掲載日:2023.01.20

イベント |

イベント内容

講座概要

日本で増えつつある海外からのさまざまな移住者の背景について理解を深めるため、JICA 緒方研究所とJICA横浜 海外移住資料館は「2022年度移住史・多文化理解オンライン講座」を共催します。

日本に暮らす人々の中には、さまざまな外国のルーツを持つ方々がいます。しかし、そのことはあまり知られていません。多文化共生とは、まずは「他者」を理解しようと努めることから始まるのではないでしょうか。本講座では、国境を超える人々がどのような思いで移動し、どのような生活を送ってきたのか、その歴史や社会背景の理解を通じて、多文化共生を共に考えていきます。

本講座は、緒方研究所の研究プロジェクト「日本と中南米間の日系人の移動とネットワークに関する研究」の活動の一環として開催されます。また、南北アメリカへの日本人の海外移住の歴史を展示する海外移住資料館と共催し、過去・現在の海外移住の経験を見つめなおすことを目指しています。1~3月の全7回の講座を通じ、多様な移住者やその家族についてよりよく知るためのヒントをご紹介します。

発表概要

第1回では、関東学院大学の藤浪海専任講師に「<ウチナーンチュ>としての在日南米人 — 生活史から読み解く沖縄というルーツ」をテーマに講演いただきます。日本に暮らす多くの南米出身の日系人は、「外国人」としてみなされがちです。しかし注意しなければならないのは、かれらはその出身国で「日系人」として暮らしてきた歴史を持ち、そしてそうした歴史を背負いながら日本での生活を営んでいることです。

本講座ではとくに沖縄ルーツの人々に焦点を当て、かれらが日本での生活のなかでいかに<ウチナーンチュ>(沖縄方言で「沖縄の人」のこと)としてのルーツを「(再)発見」し、いかにそのルーツを意味付けるようになり、そしてそのもとでどのように日本での生活を営んでいるのかを考えていきます。

プログラム

18:30 開会
18:35 講演
藤浪 海(関東学院大学 社会学部 専任講師)
司会:長村 裕佳子(JICA緒方研究所 研究員)
19:35 質疑応答
20:00 閉会 

問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:長村)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

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