【終了】JICA緒方研究所・JICA横浜 海外移住資料館共催 2021年度移住史・多文化理解オンライン講座～歴史から「他者」を理解する～　第5回　「華僑」からみる世界

日本で増えつつある海外からのさまざまな移住者の背景について理解を深めるため、JICA 緒方研究所とJICA横浜 海外移住資料館は「移住史・多文化理解オンライン講座」を共催します。

日本に暮らす人々の中には、さまざまな外国のルーツを持つ方々がいます。しかし、そのことはあまり知られていません。多文化共生とは、まずは「他者」を理解しようと努めることから始まるのではないでしょうか。本講座では、国境を超える人々がどのような思いで移動し、どのような生活を送ってきたのか、その歴史や社会背景の理解を通じて、多文化共生を共に考えていきます。

本講座は、緒方研究所の研究プロジェクト「日本と中南米間の日系人の移動とネットワークに関する研究」の活動の一環として開催されます。また、南北アメリカへの日本人の海外移住の歴史を展示する海外移住資料館と共催し、過去・現在の海外移住の経験を見つめなおすことを目指しています。1～3月の全6回の講座を通じ、多様な移住者やその家族についてよりよく知るためのヒントをご紹介します。

第5回では、日本学術振興会の八尾祥平特別研究員に「『華僑』からみた世界」をテーマに講演いただきます。世界の至る所に中国や台湾などにルーツを持つ移民の人々がいて、中華料理店を営んでいたりすることはよく知られているかもしれません。こうした中国や台湾などにルーツを持つ移民の方たちは「華僑」と呼ばれています。

講演では、「華僑」と呼ばれる人々が、いつ、そして、なぜ、外国で暮らすようになったのかという歴史をひもとくことから始めます。「華僑」という言葉ではひとくくりにはできない「華僑」と呼ばれる人々の多様な世界を紹介しながら、「華僑」を通じて見える世界と移動して生きる人々との関係について共に考える機会にしたいと思います。

18:00　開会
18:05　講演
講師：八尾祥平（東京大学大学院 総合文化研究科、日本学術振興会 特別研究員 PD）
司会：長村裕佳子（JICA緒方研究所 研究員）
19:05　質疑応答
19:30　閉会

JICA緒方貞子平和開発研究所（担当：長村）
メール：ditas-rsunit@jica.go.jp

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