日時 | 2012年5月28日(月) 14:30-17:00 (受付開始 14:00) |
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場所 | JICA研究所 2F 国際会議場 |
地図リンク | 地図 |
イベント内容 | JICA研究所公開セミナー 「ジェンダーと国際教育開発:課題と挑戦」 男女問わずすべての人々に良質の教育を普及することは、社会における不平等の是正、さまざまな対立や紛争の要因を緩和するために重要なことです。1948年の世界人権宣言に示されたように、教育は「すべての人」にとっての基本的な権利です。2000年に合意された「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:以下 MDGs)」においても、2015年までに全ての教育課程における男女格差の解消を実現することが謳われています。しかしながら、MDGsの議論では、教育におけるジェンダーの問題を教育へのアクセス(就学率・修了率)などの数値目標における男女間格差の是正として捉える傾向が強く、教育の質や教育環境の平等性、また、そもそも「万人」として扱われない人がなぜ存在するのか、といった教育制度そのものの公正性を問い直す視点が不足してきたとも言えます。 2015年以降のいわゆるポストMDGを巡る議論に向けても、これまでの取組をより包括的に見直す必要性があります。このような認識のもと、本セミナーでは、途上国を対象に教育とジェンダー問題に関心を寄せる実務家や学生を対象にした書籍『ジェンダーと国際教育開発』の発刊を記念するとともに、JICA研究所が実施中のアラブ地域(イエメン)を事例にした研究プロジェクトの中間結果の概要を紹介することを目的としています。 実務者、研究者、学生等、関心のある方からの幅広いご参加をお待ちしております。
【プログラム】 *各発表題目・順番・発表者については変更の可能性があります。
14:30 - 14:35 開会の辞(5分)
14:35 - 15:05 ジェンダーと国際教育開発の潮流と新たな課題(30分) 菅野 琴(目白大学客員教授 / お茶の水女子大学ジェンダー研究センター・国立女性教育会館客員研究員) 西村 幹子(国際基督教大学准教授) 長岡 智寿子(法政大学非常勤講師)
15:05 - 15:25 日本の教育協力におけるジェンダー格差解消への取組と新たな可能性(20分) 水野 敬子 (JICA国際協力専門員)
15:45 - 16:05 ジェンダー格差解消と教育成果向上の必要性:アラブ・イエメンの事例 (20分) 結城 貴子 (JICA研究所研究員)
16:05 - 16:15 指定討論:グローバルなポストMDG議論への示唆(10分) 黒田一雄 (JICA研究所客員研究員 / 早稲田大学教授)
16:15 - 16:55 質疑応答 (40分)
16:55 - 17:00 閉会 |
主催者 | JICA研究所 |
言語 | 日本語 |
参加費 | 無料 |
申込み方法 | セミナーへのご参加を希望される方は、以下「参加申込み」ボタンから参加申込みフォームに必要事項をご記入の上、お申込み下さい(5月27日(日)受付締切)。お申込み人数が定員に達し次第、締め切りとさせていただきますので予めご了承下さい。 |
定員 | 120 |
問い合わせ先 | JICA研究所 企画課(担当:敦賀・沖)E-Mail: ditas-rsunit@jica.go.jpTEL: 03-3269-2959 FAX: 03-3269-2054 |