『Disaster Risk Reduction for Economic Growth and Livelihood - Investing in Resilience and Development』

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disaster Risk Reduction for Economic Growth and Livelihood - Investing in resilience and development

いかにして災害への備えを強固(レジリエント)なものとし、経済成長と持続的発展を続けるか。本書は、この課題に対し、日本をはじめとする世界の経験や研究をまとめています。

JICAの柳沢香枝理事らが編者を務め、世界各地で災害復興や防災に関する実践と研究に取り組んできた多くの専門家、日本政府関係者、大学の研究者及びJICA職員らが、執筆者に名前を連ねています。「防災文化」ともいえるほど根づいている日本の防災意識の共有や、災害・復興の教訓に基づく取り組みを紹介する一方で、日本以外の世界各地での取り組みを紹介しています。具体的には、世界銀行や国連開発計画(UNDP)の取り組み、スマトラ沖大地震・インド洋大津波の後、インドネシア・アチェで取り組まれた復興の経験、バングラデシュの地域コミュニティでの防災の取り組み、欧州委員会のアフリカでの干ばつ対策に関する論考などを取り上げています。

本書は、防災に取り組む専門家や各国の政府、援助機関やドナーから、企業、コミュニティまで、幅広い層に読まれ、活用されることを想定して編集されています。

本書の序文は、田中明彦JICA理事長と、マルガレータ・ワルストロム国連事務総長特別代表(防災担当)が寄せています。

本書の執筆にかかわった日本の関係者は、以下の通りです。(敬称略)
天野雄介(国土交通省)、大井英臣(国際砂防協会、元JICA)、小野裕一(東北大学教授)、柴崎亮介(東京大学教授)、永石雅史(九州大学教授、JICA)、西川智(水資源機構)、松丸亮(東洋大学教授)、田中明彦(JICA理事長)、柳沢香枝(JICA理事)、大槻栄治(JICA、以下同)、小野済、島野敏行、高野翔、竹谷公男、永友紀章 馬場仁志、平野潤一、細川幸成、南谷太一

編者
Ian Davis、 柳沢 香枝、 Kristalina Georgieva
発行年月
2015年5月
出版社
Routledge
言語
英語
ページ
293ページ
開発課題
  • #防災
研究領域
地球環境
ISBN
978-1-138-82548-2(ハードカバー)