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インフラ輸出戦略と日本経済の浮揚効果

本論文は、日本政府が提唱する成長戦略の一つであるインフラ輸出戦略を、著者の広田幸紀埼玉大学教授が「中長期の日本経済の浮揚効果」という視点からレビューしたものです。

インフラ輸出が拡大すれば短期的に成長率は上がります。しかし中長期の経済成長のためには、新たな投資や生産性の上昇など、国内経済が変容していくことが必要です。本論文では、このような視点から、現在、日本国内のインフラ事情が変わることに対応して進んでいる新たな投資と技術開発とインフラ輸出戦略の方向性が一致することによって、日本経済の浮揚効果は中長期により大きなものとなる可能性があると論じています。また、インフラ輸出部門の国際競争力に注目し、特にそれが低い部門をインフラ輸出戦略の対象として政府が介入を行う場合には、産業政策の視点を持つべきであるとしています。その上で、いくつかの分野について国際競争力と比較優位を日中韓で比較し、公的助成の在り方についての考察を行っています。

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