JICA緒方研究所

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ワーキングペーパー

No.96 Human Security and Development in Myanmar : Issues and Implications

包摂的な開発に向けた実際的アプローチとして、人間の安全保障と開発の結合(nexus)が注目を集めつつある。移行・改革の真っ只中にある今日のミャンマーでは、政治的安定および国民和解とならび、特に包摂的で公正な社会経済開発を達成しようとする努力において、人間の安全保障のニーズおよび課題が重大なものとなっている。人間の安全保障の問題を進めるためには、異なる利益集団間の信頼関係が極めて重要な要素である。ミャンマーの国家開発計画において人間の安全保障を追求していくにあたっては、包摂的で参加型の実践を組み込むことが必要である。このため、ミャンマーで実施される援助プログラムにおいて、人間の安全保障と開発を結合させたアプローチを採用することは検討に値する。同アプローチの追求に際し、ASEANおよび開発パートナーは、ASEANによる建設的関与(constructive engagement)のメカニズムを活用することが可能であろう。

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