JICA緒方研究所

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No.46 Regional Integration in East Africa Diversity or Economic Conformity

本論文の目的は、東アフリカ共同体(EAC)において関税同盟や通貨同盟などの地域経済統合を進めることの妥当性を検証しようとするものである。そのため論文では、貿易結合度、各種のマクロ経済指標、IS ショックの同期性などを検討した。まず第1に、EAC諸国においては貿易結合の程度が非常に強く、アジア諸国のそれよりも強い場合があるという注目すべき結果が得られた。第2に、主成分分析の結果、EAC諸国においてはマクロ経済指標の同期性が非常に強いという結果が得られた。第3に、マンデル
の最適通貨圏の理論に基づき、ISショック(実物経済に対する外的ショック)の同期性を検討し、EAC諸国においてはその同期性が非常に強く、この意味で最適通貨圏の基準を満たしているということがわかった。これらの結果から、EACはCommon MarketおよびCurrency Unionを形成していく単位として好ましいものであると言えそうである。

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