JICA緒方研究所

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ワーキングペーパー

No.121 The Motivation of Participants in Successful Development Aid Projects: A Self-Determination Theory Analysis of Reasons for Participating

本研究は、能力開発プロジェクトの普及員と対象者が認識するプロジェクトへの参加理由を明らかにし、それらの参加理由を自己決定理論で定義される動機づけのタイプに分類することを目的として行われた。動機づけの分類においては、Chandler & Connell(1987)の“why questions”アプローチを用いた。成功した2件の能力開発プロジェクト、日本の生活改善アプローチとケニアの小規模園芸農民組織強化計画プロジェクト(SHEP)アプローチの普及員と対象者への半構造化インタビューで、それぞれのプロジェクトに参加する理由を問うた。共著者がそれぞれ独立して回答を分類し、一致率が十分に高かったことから、コーディング方法の信頼性が確認された。理由の大部分は、最も自律的な動機づけである同一視的・統合的調整に分類されたことから、成功プロジェクトの普及員および対象者の動機づけが自律的であるとの仮説が支持された。さらに、インタビューの逐語の分析から得られた示唆についても検討を行った。

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