JICA緒方研究所

出版物

ワーキングペーパー

No.152 Managing International Cooperation for Organizational Capacity Development: Setting a Conceptual Foundation for Case Study Research and its Utilization

キャパシティ・ディベロップメントは、特に2000年以降、JICAの技術協力における中心課題の一つとして、UNDP等国際機関も含めて社会・制度、組織、個人の観点から議論がなされてきた。このうち、組織レベルの支援について、理論に基づく(theory-based)システマティックな研究への必要性は高まる一方、マネジメントサイエンス(management science)の観点からの議論は限られている。

本ワーキングペーパーでは、技術協力「エジプト・日本科学技術大学(Egypt-Japan University of Science and Technology, E-JUST)」における実施中のプロジェクトの事例分析の知見をもとに、公共経営(public management)の観点から、事例分析のための概念整理及びシステム学習(systematic learning)への活用の必要性を議論するものである。

本研究を通じて、事例研究、実務者による組織的学習(organizational learning)、概念整理等の必要性に言及する。組織開発プロジェクトは本質的に一般化しづらいという事実を踏まえ、開発分野に従事する実務者が「デザイナー(designer)」として活動するための、「デザイン・リファレンス(design reference)」、「デザイン・プレシーデンツ(design precedents)」といった考え方も併せて提案する。

ページの先頭へ