持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みにおいて、政府、民間企業、及び市民団体の関与が期待されている。特に、国際的な関心を集めているのが社会的企業である。国際開発機関は社会的企業への投資を増やしているが、そのビジネスの実践に関する実証的研究は依然として限られている。
本稿は、途上国開発の観点から、社会的企業の注目すべき成功要因を抽出することを目的に、インドの低所得者層に必要な財とサービスを提供する営利目的型社会的企業の事例研究である。本稿では、挑戦的かつ厳しい活動環境において、業務継続を可能とする社会的企業の独特なビジネスアプローチを特定する。
キーワード:持続可能な開発目標(SDGs)、社会的企業、インド、低所得者層(BoPs)、ビジネスモデル、革新的ビジネスアプローチ