草の根技術協力事業・NGO等提案型プログラム実施団体会議 実施報告

2021年7月12日

JICA関西は、草の根技術協力事業・NGO等提案型プログラムの実施団体間及びJICAとの緊密な情報交換等を通じて事業効果の向上を図るため、実施団体会議を開催しています。
今年は、1月26日(火)に続き、7月6日(火)に第2回会議を実施しました。
前回は完全オンライン開催でしたが、「やっぱり顔を合わせて話したい」「団体同士でもっと話し合う機会が欲しい」という数多くのご意見を頂き、今回はコロナ対策に留意しながら、対面・オンラインのハイブリッド開催としました。

今回は、25団体40名(対面12名、オンライン28名)にご参加頂くことができました。事前に設定したテーマ(※)毎にグループセッションを行い、好事例の共有や悩み相談などを行うと共に、参加者同士の交流を深める機会にもなりました。

(※)
テーマ① コロナ対応(遠隔実施、待機中の取組・関係維持の方法、渡航再開時の工夫)
テーマ② 相手国側の実施組織のオーナーシップ醸成、ハンドオーバーに向けた工夫・悩み・現在の取組
テーマ③ 市民参加・広報

グループセッションの様子

熱心なグループセッションの様子(会場)

発表の様子(オンライン)

グループごとに熱い議論が交わされました。
会議が終わった帰り道で引続き議論されている方々もいたとか…!

JICAの担当者も議論に加わり、普段担当していない団体の方と話す貴重な機会になりました。

グループセッション後は、グループごと発表を行い議論の内容を全体に共有しました。対面・オンライン合わせて8グループあり、多様な観点からの工夫や経験談を聞くことができました。

参加者の声

・草の根やNGO等提案型の事業を実施、または準備中の団体が一堂に会して、経験や悩みなどを分かち合う場は、プロジェクトを実施する者にとって、とても有意義な場でした。プログラムのテーマは違っていても、同じスキームで実際に現場で取り組んでいる者同士だからわかり合えるものがたくさんありました。
・事業実施中の他団体さんの現場での工夫や想定外の出費に関しては大変勉強になった。
・「草の根」による多様な事業があることに驚かされました。
・プロジェクト実施中の悩みは随時変わるので、同じような内容を複数回実施してほしい。
・機会があれば、対象国や支援分野が同じ団体とも情報交換してみたいです。

JICA関西は、これからも事業の効果向上に向けた取組を続けてまいります。