福岡女学院大学の学生の皆さんがJICA九州に訪問されました!

2022年9月5日

JICA事業について説明中の様子

セネガルでのオーダーメイド服を羽生さんが紹介

メイラニさんによるプレゼンの様子

福岡女学院大学の皆さん

九州海外協力協会で8月からインターンをしている近畿大学2年生の渡部と申します。
福岡女学院大学の学生24名が JICA九州へセンター訪問にいらっしゃいました。その様子を報告します。

福岡女学院大学の国際キャリア学科では、世界とつながる仕事で活躍できる人材育成のために国際的な業務を推進している企業や公的機関を訪問する、フィールドワークのプログラムがあります。今回はその一環でJICA九州に訪問されました。

初めにJICAの事業紹介がありました。そこでは世界196か国のうち143か国、全体の約70パーセントが開発途上国であるとの説明がありました。日本はこれらの国々と良好なパートナー関係を持ちながら世界の課題を解決していく必要があります。福岡女学院大学の学生さんたちは熱心にJICAの事業紹介について耳を傾けていました。私自身も説明を通してJICAが政府開発援助(ODA)を担う機関として、開発途上国への国際協力を国内外で幅広く行っていることを知り、一つ一つの事業についてさらに深く知りたくなりました。

次にJICA海外協力隊としてセネガルに派遣されていた羽生さんに、協力隊時代の体験談を話していただきました。福岡女学院大学の学生さんたちはセネガルでの経験談を聞く際、一生懸命メモを取り意欲的に学んでいました。また羽生さんが現地で購入したオーダーメイドの服を紹介した際には目を輝かせながら見ていました。写真や動画を用いたプレゼンでセネガルの日常や活動の中で難しかったことが理解しやすく、日本と比較しながら聞くと新たな気付きが多くありました。大学での教育に関する学びをセネガルの子どもたちに還元した羽生さんの2年間の経験はとても濃かったのだと感じました。

休憩後、インドネシア研修員のメイラニさんとのオンライン交流プログラムがありました。最初に代表の学生さんからの挨拶があり、その後メイラニさんにインドネシアについてのプレゼンをしていただきました。母国についてだけでなく、日本や九州の印象についても語っていただきました。質疑応答ではインドネシアで人気のある女性の職業についてなど、女性ならではの視点で質問が多くありました。メイラニさんの明るい雰囲気や色とりどりで楽しげなプレゼン写真が、学生さんたちの笑顔を引き出し、素敵な交流会となりました。

最後に館内展示の紹介を行い、自由見学の時間には熱心に質問をする学生さんもいらっしゃいました。

JICA九州を実際に訪れて様々なお話を聞いたり質疑応答によって理解を深めたりして、日々国際関係を学ばれている学生さんにとって有意義な時間になったのではないかと思います。JICA海外協力隊の体験談などを聞くことのできる出前講座にもご興味のある学校•団体様は、ホームページをご覧ください。

(九州海外協力協会インターン生 渡部末結花)