1.日系社会研修のこと
どのような研修がありますか。
研修プログラム 事業名 |
研修の目的 | 年齢 (研修参加時) 資格要件 |
研修概要 | 期間 | |
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1 | 日系社会研修員受入事業 | 幅広い分野での日系社会研修に て、日系人等の能力向上を図り、 日系社会の発展と移住先国の国造 りに貢献する事を目的としていま す。 |
21歳から | 分野: 医学、福祉、継承日本教育、 農業、電気・通信等 |
1か月程度~ 10か月以内 |
2 |
日系社会研修(多文化共生推進/NIKKEI協力型) ”日系サポーター” |
様々な分野で日本において学ぶと ともに、日系人支援を行う受入団 体の活動サポートを通じて日本の 日系人集住地域の課題解決に貢献 できる研修です。 |
21歳から | 教育:日本語教育、母語教育、幼児教育、初等教育、多文化共生等 医療/福祉:臨床発達心理、介護、カウンセラー、ソーシャルワーカー等 公共サービス:地方自治体における行政サービス関連等 |
1カ月~10か月(2021年度) |
3 |
日系社会次世代育成研修 (中学生招へいプログラム) |
本研修は、ペルーの日本語学校に 在籍する成績優秀かつ品行方正で 将来の日系社会の発展に貢献する のに十分な素質のある日本語学校 生徒が、本研修を通じて、自分た ちのルーツと日本に対する理解を 深め、さらに自らの日系人として のアイデンティティ強化を図るこ とを目的としています。 |
12歳以上15歳以下 日系団体が運営する日本語学校に在籍中 |
移住学習: 海外移住資料館等の見学 移住に関する講義 ワークショップ 体験学習: 学生との交流 ホームスティ: 日本文化体験 研修旅行: 日本の文化・社会・科学技術の理解 |
24日間 |
4 |
日系社会次世代育成研修 (高校生招へいプログラム) |
本研修は、今後の日系社会を担う 世代に対する本邦での研修を通し て日本との関係強化や移住先社会 の発展に貢献できるような人物を 育成することを目的とし、本研修 を通じて、自分たちのルーツと日 本に対する理解を深め、さらに自 らの日系人としてのアイデンティ ティを強化することをねらいとし ています。 |
16歳以上18歳以下 来日・滞在経験6か月未満 |
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5 |
日系社会次世代育成研修 (大学生招へいプログラム) |
18歳以上30歳以下 大学在籍学生 |
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6 | 日系社会リーダー育成事業 | 本事業は、中南米地域の日系人本 邦における修学を通して、将来の 日系社会を担い得るリーダーを育 成することにより、移住者の定 着・安定を図ることを目的とし ています。 |
40歳まで | 医学、歯学、農学、経済学、法学、情報学、理工学、教育学等の分野 (注)経営学(MBA)は対象外 |
2年~ 4年 |
研修地・研修先はどこですか。
日本での研修になります。研修地、研修機関はコースによって異なりますが、JICA横浜センターにて研修を行うコースと、JICA横浜にてオリエンテーション後、国内機関へ移動して実施する研修コースとがあります。希望される研修コースの所管JICAセンターをご確認下さい。
2.応募に際して
研修に興味があります。どのようにして情報を得ることが出来ますか。
公募時期に合わせ、基本的に10月及び4月にペルー日系人協会に協力してもらい、応募説明会を開催しています。その時期に公募しているプログラムの案内をしています。
又、JICAペルーホームページでも情報を確認可能です。
なお、"日系サポーター"に関しては、個別に団体・個人向けに説明会も実施しておりますので、JICAペルー事務所にお問い合わせください。
電話番号:221-2433
メール:pe_oso_rep@jica.go.jp
応募資格を教えてください。
資格要件は、希望される研修プログラム・コースにより異なります。
詳しくは各研修ページをご覧ください。
個人事業主です。JICA研修に応募できますか。
研修への応募は、可能です。個人のスキルアップだけに留まらず、日系団体や関係機関において、セミナーや報告会を通じて得た情報・知識を共有して頂ける機会を多く設けて頂けることを、推奨しています。
研修期間はどれ位ですか。
- 日系社会研修員受入事業:専攻するコースによって期間が異なります。
- 日系サポーター事業:1ヶ月~10ヶ月(2021年度)
- 日系社会次世代育成研修(中学生・高校生・大学生招へいプログラム):約一ヶ月
- 日系社会リーダー育成事業:在学状況と取得希望学位によって期間は異なります。
詳しくは各研修ページをご覧ください。
日本語能力は必要ですか。どの程度のレベルを求められますか。
- 研修を受けるに十分な日本語能力を有することが求められるコースについては、資格要件を満たすレベルが必要です。
- 研修が英語で実施又は、通訳が傭上される研修であっても、日常会話程度の日本語能力を有することが望ましいです。
英語能力は必要ですか。どの程度のレベルを求められますか。
研修を受けるに十分な英語能力を有することが求められるコースについては、資格要件を満たすレベルが必要です。英語での講義や講義資料の理解が必要なところ、聞く・話す・読む・書く、何れの能力も必要不可欠です。
公的機関の実施する語学能力レベルの証明証書が必要ですか。
語学能力レベルの証明書(日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test-JLPT)、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)、TOEIC(Test of English for International Communication)等があれば望ましいですが、受験経験がなくその証明書の提示ができなければ、総合力(聞く・話す・読む・書く)を自己評価して下さい。
大学中退ですが、研修に参加できますか。
研修応募資格要件に大学卒業となければ、応募可能です。
興味のある研修が複数ある場合は、同時に応募することが出来ますか。
資格要件、研修内容、研修時期など総合的に判断して、適切な研修コースひとつに応募下さい。なお、応募者の適性に応じて他コースへの応募をご相談させて頂く場合があります。
他の機関が実施する研修に応募しています/します。JICA研修にも応募できますか。
重複しての応募はご遠慮願います。複数の研修に合格した場合、どちらかを辞退せざる得なくなり、研修の機会を有効に活用することができなくなることが懸念されます。
持病がありますが、研修に応募できますか。
応募は可能ですが、持病について応募時に申告頂く必要があります。
応募書類はどこに提出するのですか。電子データでの応募書類提出は可能ですか。
全ての応募書類原本を応募締め切りまでにペルー事務所に提出してください。
(注)なお、コロナ蔓延状況を踏まえ、現在はメール(電子データ)で提出することも可能です。
(注)日本でも応募可能な日系社会リーダー育成事業については、日本(公益財団法人海外日系人協会)に、応募書類を提出します。(現在日本在住の方対象)
3.研修参加にあたって
日本査証は保有していません。研修参加に際して取得可能ですか。
JICA研修への正式合格通知後、JICA事務所が日本査証発給のサポートを行います。
しかし、ご本人が大使館領事部と直接手続きを行います。
米国査証は保有していません。研修参加(訪日)に際して必要ですか。
訪日は、米国経由が短い経路かつ廉価な旅程が多いため、米国査証を有していることが望ましいが条件ではありません。正式合格通知時点で米国査証を保有していない場合、他の経由国で渡航頂くことを検討します。
就労や長期滞在が可能な日本入国査証(特定査証:定住等)を保有しています。保有する日本査証にて研修に参加できますか。
お持ちの査証写しを応募書類と共に提出し、その取り扱いについて事前にご相談ください。
研修費用の自己負担分がありますか。
渡航航空賃や研修経費・日当・宿泊施設利用料等、研修に係る費用はJICAが負担します。
旅券取得、査証取得(例えば、米国等)の経費(日本査証は無料)と、日本での休日の諸経費は自己負担となります。詳しくは各研修の応募要項をご覧ください。
扶養家族がいます。家族は同伴が可能ですか。
研修に集中して頂く為に、家族の随伴、同伴、同居は認められません。
4.研修参加時の注意事項
研修期間中に旅行は出来ますか。
研修プログラムのない休日については、可能です。経費は自己負担です。
天災・災害など緊急時の対応の為に、滞在先・連絡先は担当者と共有して頂きます。
日本の家族訪問や、外泊は可能ですか。
- 研修プログラムのない休日については、可能です。
天災・災害など緊急時の対応の為に、滞在先・連絡先は担当者と共有して頂きます。 - 別途外泊申請書等を事前に提出頂きます。
渡航旅程を自分で決めることができますか。
- 日系社会研修員の旅程はJICAが指定します。指定された旅程・経路に基づき渡航し、研修修了後速やかに指定する経路で帰国して頂きます。
- JICAから提示された旅程の変更、アップグレードはできません。
自身の保有する航空会社マイレージポイントを使ってアップグレードは可能ですか。
出来ません。研修終了後、使用済み航空券を提出頂きます。
5.研修参加後の活動
研修で得た経験を「日系社会への還元する」とは具体的にどのようなことですか。
セミナーや日系社会や地域のイベントに参加し、日本での経験を共有する機会を積極的に持って下さい。
多くの日系人が日系社会との関わりの少ない現状、県人会等、関連機関に関与し、日系社会ネットワークを築いて下さい。
研修修了後は日本又は外国で就職・生活しようと考えています。
上記の通り、研修終了後、研修で得た経験を日系社会へ還元頂くことが研修の目的ですが、研修終了後のご本人の就職先、生活場所についてはJICAがコメント出来る立場にありません。
6.その他
一度選考に落ちてしまっても、また応募できますか。
プログラムの対象年齢、資格条件を満たしていれば、応募は可能です。
今年JICA研修に参加しました。再度、他のプログラムに応募できますか。
応募は可能です。なお、より多くの方々へ参加頂くことを想定しています。
コロナの影響が続いていますが、研修は日本で行われますか。
研修の実施形式・可否の判断は、研修コース毎に訪日しての研修、訪日と遠隔の組み合わせ、遠隔のみの研修とするかを検討します。なお、コロナの蔓延状況等により研修が中止となる場合があります。
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