「スマイルトイレプロジェクト」で野外排泄をゼロに! 

世界には、トイレがないため野外排泄をするか、屋根や壁もなく足場の不安定な穴掘り式トイレを使わざる得ない状況にある地域があるーそのような状況を改善するために「スマイルトイレプロジェクト」を実施中!数回のシリーズでご紹介しています。(3回目/全6回予定)

2021年12月27日

足場の不安定な穴掘り式のトイレから、衛生的なトイレへ 

プロジェクト前のトイレ

プロジェクトにより建設された衛生的なトイレ

所得向上を目指して養鶏や農業指導も実施。現地の人たちでトイレ建設ができるようサポートしていきます

2019年8月からケニア西部のホーマベイ県カボンド地区にて、トイレ建設によるまちづくり事業「スマイルトイレプロジェクト」をJICA草の根技術協力事業として日本ハビタット協会が実施しています。このプロジェクトでは、CLTS手法を用いた衛生意識変革を促すワークショップ、トイレ建設技術指導、所得向上のための農業技術指導などを通して、各家庭にトイレと手洗い場を設置し、野外排泄ゼロを達成することを目指しています。

トイレを建設した村人からのメッセージ

建設されたトイレを紹介するOgolo氏(動画抜粋)

トイレ横に設置された手洗い場で手洗いのデモンストレーションも見せてくれました(動画抜粋)

私は建設したトイレにとても満足していて幸せです。 以前のトイレは、とても臭く、ハエもいっぱいで、しかも床は掃除もできず汚く、ひび割れていたので、落ちる危険もありました。でも、スマイルトイレプロジェクトにより激変し、SATO Pan(プラスチック製便器)付きのしっかりとしたコンクリートの床になりました。私のトイレはとても清潔になり、安心して快適に使用できるようになりました。私たちが以前経験していた異臭もなく、ハエもいなく、コレラの心配もありません。トイレが2つあるので、他の人が使っていても待つ必要もなくなりました。私はもうトイレについて全く悩むことがなくなりました。ありがとうございます。(Samwel Ogolo氏より)