★祝1000人★新潟県から世界へ飛び立つJICA海外協力隊!

開発途上国にて様々な分野で活躍するJICA海外協力隊。新潟県からの派遣人数が1000人に達しました!

2022年11月7日

JICA海外協力隊って? 

開発途上国からの要請(ニーズ)に基づいて、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方を募集し、選考、訓練を経て派遣する、日本政府のODA(政府開発援助)予算により実施されるJICAの事業です。
JICA海外協力隊には要請に応じて青年海外協力隊やシニア海外協力隊などの種類があります。

青年海外協力隊事業は、1965年(昭和40年)に発足しました。
2019年度より従来の派遣体系などを見直し、JICA海外協力隊として、「青年海外協力隊(および日系社会・青年海外協力隊)」を中心としながら、一定以上の経験・技術が必要な案件に対応する「シニア海外協力隊(および日系社会・シニア海外協力隊)」を派遣しています。

新潟県から開発途上国に飛び立つ仲間は増え続け… 

発足以来、新潟県からも多くの人々がJICA海外協力隊として開発途上国に旅立ってゆきました。
そしてこの度、新潟県からの派遣実績は1000人に達しました~!!!

記念すべき1000人突破!そこで最新の2022年2次隊の派遣隊員のうち、小林さん宮川さんにインタビュー♪

【画像】●小林 洵(こばやし まこと)さん:ルワンダ/野菜栽培
新潟市の出身で協力隊派遣前は新潟県内の企業で働いていた小林さん。ルワンダに派遣され、キャッサバ、バナナ、コメなどの野菜の栽培調査やコーヒーの栽培加工に関するサポートを行います。

「せっかく米どころ・新潟の出身なので、煎餅、お餅、炊き込みご飯などお米を使った料理を現地に紹介したいです。ルワンダは海がない内陸の国なので、魚を使用した料理や日本の捕鯨文化も紹介してみたいですね。私自身、高校まで新潟県からあまり出たことがなく、大学進学を機に上京して海外旅行や様々な国の方と話す機会が増えました。帰国後は、国際経験が人としての深みを作り上げていくということを新潟県の子供達に伝えていきたいです。」

【画像】●宮川 真嬉(みやかわ まき)さん:ヨルダン/障害児・者支援
糸魚川市出身の宮川さん。ヨルダンに派遣され、障害児支援施設を運営するNGOにて活動を行います。

「日常生活や仕事の中で、『自分の人間力を高めることが自分にとっても、周りの人たちにとってもプラスになる』と考え、言葉も文化も違う海外に行ってみたいと感じるようになりました。そしてただ行くだけではなく、責任を持って社会の役に立てる活動をしたいと思い、協力隊に応募しました。ヨルダンと日本、同じところも違うところもあると思います。どんなことでも、自分は日本人として、相手の方とお互いの文化や感じ方の違いを楽しく共有できるように活動してきたいです。」

帰国後も新潟県では活躍の場がいっぱい!!  

左から小林さん、大矢さん、佐久間副知事、宮川さん、JICA東京和田次長

行ってらっしゃい!


派遣前に新潟県庁を表敬訪問した際、新潟県の佐久間副知事からは
「帰国後はぜひ新潟県に戻ってきて、地域に経験を還元して下さい!」
とのお言葉を頂きました。

そして表敬訪問後には、新潟県の協力隊OBによる壮行会が行われました。

新潟県出身の協力隊員の活動を紹介するパネル展示会


新潟県はJICA海外協力隊のOB・OGが帰国後もイキイキと活躍している地域の一つです。
新潟県青年海外協力協会やにいがた協力隊を育てる会など、新潟県の協力隊OBや地元企業、地域の皆さまが、新潟県で協力隊経験を活かすための様々な活動をサポートしています!
新潟県内で定期的に行われる「協力隊ナビ」では協力隊OBのリアルな活動経験を直接聞くことができます。
また新潟県出身隊員の活動を紹介するパネル展やイベントでのブース出展なども行っています。


1000人派遣という節目を迎えた新潟県。
グングン育つ新潟県のお米のように、新潟県出身の協力隊員は今後もますます増え続けていくことでしょう。そして帰国後もずっと新潟で、日本で、世界で活躍し続けてまいります!

新潟デスク・中村史、市民参加協力第一課・塚元夢野